そんなに静電気は気にする必要があるのかというメールをいただきました。
私はレジャースキーヤーですから、コンマ1秒を争うレーサーとは違い、滑走面にチリがつくとかはあまり気にしていません。
作業をする上で削りカスがまとわりつくことと、目にはほとんど見えませんがブラッシングの際のカスが衣類について、部屋を汚す?ことが気になるのです。
汚すといってもワックスですから、厳密に言えば一部分だけ滑りが良くなってしまうとでも言えばよいでしょうか。(笑)
これだけ気を使っていてもワックス部屋の出入り口はテカテカで、油断をすると足を滑らせてしまいます。
削りカスは大きいので被害甚大ですが、まだ目に見えるので対処しやすいです。
問題はブラッシングの際のカス。
ワックスに限らず、粉状になったものは静電気を帯びやすいそうです。
「くいタン」というマンガ(ドラマ)で、小麦粉で静電気を発生させて爆発させるというのが描かれていましたが、あれは本当のようです。
粉状のものを運ぶときに、静電気による被害を防ぐために、わざわざ静電気を発生させない袋があるくらいですから。
ですから、ブラッシングによって発生したワックスの粉もかなり帯電しやすく、油断をするとあちこちに付着して汚していくのです。
小さくなればなるほど帯電しやすいようですね。
しかし、静電気というのはマヌケなもので、たとえ粉がバリバリに帯電していようが、相手(床や滑走面)が帯電していなければ放電してしまうのだそうです。
そのまま放置しておくと、風などによってまた帯電してしまうのですが、その前に掃除機で片付けてしまえば大丈夫。
そこで、昨晩は左手首に静電気除去クロスを装着できるようにして、スクレーパーとブラッシングをしてみました。
素晴らしいです。
なんでもっと前からやらなかったのだろうかと思うほど、削りカスのまとわりつきもなく、ブラッシングの粉もサラサラして板に付着しません。
静電気は、片側さえ放電させてしまえば解決すると、改めて思い知りました。