今日は、先日亡くなった叔父の相方の叔母がPC音痴のために、八王子まで来ました。
東大出で、コンピュータグラフィックの本の著書もあるような方なので、自分の死に対しても準備万端。
叔母1人でも、当面の年賀ハガキの宛名の打ち出しや、株対策や確定申告の準備も1ヶ月の間に全て済ませてPCに入れているのだそうです。
ところが、叔母や知り合いに見せても分からないということで、とりあえず私も見てみることになったのです。
そりゃコンピュータグラフィックの本まで書いている人なので、見たとたんに引きました。
なんてマニアックなマック…。
今日はそこまで手が回りませんでしたが、本体にHDDが4台連結されているのを見ただけでクラクラしました。
マックをいじるのは初めてなのに、トリセツ無し。
基本的な動かし方を理解するまでに1時間かかりましたが、不納得ながらも3時間で任務を完了させました。
叔父の作ったファイルを使い切ることができなかったのが残念。
また、PC音痴の叔母にはなんの意味もないことなのでしょうが、叔父の作ったファイルを上書きするのは忍びなく、かといって、代わりのファイルを大量に残すのも汚すようで複雑でした。
ファイルの日付が、無くなるちょうど1ヶ月前で、そのときにはまさかこんなに早く死が訪れるとは思っていなかったのでしょうが、時刻を見ると朝から晩まで2日掛けて、叔母のために作業をしていたことが分かります。
それを変えてしまうのは気が引けます。
私も、いちおうはベーシックからや88からPCを使っているのですが、残されたPCもまた1つの人格を形成しているようだとつくづく感じさせられました。
写真は、通りがかりの道の駅八王子滝山。
八王子織りの実演をしていました。