(°▽°;) 殺してたの・・・・・
いやー、池田屋のときをすっかり忘れてました。
そういえば龍馬伝はときどきアバンでびっくらさせられますが、これはやられましたね。
これにて松平保容公も、第4部ミステリーの黒幕容疑者の1人になるということなんでしょうか?
ただ、役者が申し訳ないけどアレですし、まだ分かりませんが見廻り組は今のところ役名さえありませんから、違うんじゃないかと思っています。
松平保容役が石橋凌なら、まだまだ分からんという気になったんですけど…。
これで黒幕だったら驚きです。
それにしても、相変わらずアバンには詰め込みますなぁ。
お龍なんか、「功名が辻」以来の口移しなんかしていましたが、本来なら仰々しく曲を流しての長回しなんじゃないかってところが一瞬で、これまた驚きました。
ただ、龍馬さんは捕り方1名を射殺したということは全く分かっていないかのような展開でしたね。
自分のケガやら、お龍との結婚や薩摩行きとか、長崎での滞っていた仕事の処理とかで、そこまで気が回らなかったのかも知れませんが、龍馬伝では『平和主義者』として描かれていた龍馬が、ここをスルーとするのか、後の展開に反映されるのかが楽しみです。
さて、今日の龍馬伝ですが、今までとっちらかっていたことの回収と、次回への展開ということで面白かったと思います。
例えば、弥太郎VS象二郎の場面。
弥太郎がついにバージョンアップするようですが、弥太郎のテーマ2「雑草魂」が絶妙でした。
あれは、志に向かって邁進するテーマなのかも知れませんね。
長次郎のときにもかかっていたのが納得できたような気がします。
象二郎も変化の兆しがありましたが、見ようによってはこの2人が黒幕の可能性は否めません。
黒幕といえば、現実的に云々とか龍馬が麻雀とかはおいといて、グラバー・小曽根・お慶との場面での商人3人の目配せなども、今後の展開につながるものと思いたい。
今回は、伏線の回収と第4部の伏線なんだと思って見ていたので、気楽なもんです。
少々雑だとは思いましたが、お龍VSお元や、お龍VS陸奥、池VS陸奥のバトル。
小曽根乾堂と英四郎(兄弟には見えないけど(笑))などなど、たくさんの人間のたくさんの龍馬以外の繋がりをやってくれたのがホッとしました。
去年や今年の状況が異常なのであって、大河ドラマは1年間かけて1人の人物を中心にどっしりと描く群像劇なんじゃ
ないかと思います。
カネチュグと誰々、龍馬さんと誰々だけではなく、誰々と誰々という横のストーリーがあって深く面白くなってくるんじゃないかと思います。
最近、それが足りないんじゃないかと、つくづく思わせる回でした。
他の演出家は、今回を100回見直して欲しいですね。
細かなことを突っ込ませていただくと、カメレオンが小さくない?
容堂公はアル中が治ってましたな。(笑)
曼荼羅依存症も治っているみたいです。
「身請け」!
これは「余計なことしちゃった感」満点。
そうそう、忘れてました。
裏書き
最後のサインが龍馬の字と似ていましたね。
・・・裏書きの場面はケーキ入刀と思って見ていました。(爆)
ついでに。
最後の紀行のところで、高杉晋作の奇兵隊のことをやっていました。
「農民を兵隊にした」
それはまあ間違えではないのですが、毛利には毛利の事情があるのです。
話しは遡って「関ヶ原」後の話しになります。
西軍の総大将をつとめさせられていた毛利家は9カ国に及ぶ所領が周防・長門2カ国に押し込められます。
当然、毛利家の財政は火の車になってしまったので大幅なリストラがおこなわれるわけです。
リストラされた武士たちは、浪人するか農民になるしかありません。
結果を知っている私たちは、これから天下太平に向かっていくことを知っていますが、当時の武士たちにしてみれば、まだまだ領土拡大の夢を捨てたわけではありません。
多くの武士が、農民となって領内に留まることによって毛利家に役立つことを願うわけです。
農民になることによって忠誠を誓う家臣たちに対して、スッカラカンの毛利家は唯一できることとして家紋を与えます。
毛利家の家紋は「一文字三ツ星」ですが、農民になる家臣たちは「丸に一文字三ツ星」を与えるのです。
坂本龍馬が、尊皇攘夷の志士たちによる蝦夷地開拓を目指したり、後に明治政府によっておこなわれた屯田兵のシステムの原形は毛利にあったわけです。(他藩にもありますが)
話しは戻りますが、つまり奇兵隊の隊員たちの多くというのは先祖返りをした人たちということなんですね。
今回は、ちょっと落ち着いてみることができる回でホッとしました。