この写真は、先日のお伊勢詣りの時の、外宮内の多賀宮の参拝待ちの時に撮った写真です。
その直前に、結界が張ってある三ツ石を撫で回している人たちを見たばかりなので、腹が立つやら申し訳ないやら…。
明らかに木の皮を毟った人がたくさんいたのでしょう。
自分だけ良ければいいんですか?
伊勢神宮内は、白い石と黒い石を分けて散りばめています。
あえてどことは書きませんが、白い石ばかりを持ち帰っている人たちもいるようです。
これもどことはかきませんが、参道から森の中に巨木があります。
参道から少し離れているのに、森を踏みにじってまで入っていって抱きつくのは必要な行為なんでしょうか?
パワースポットブームということで、昨年は伊勢神宮の参拝者も過去最高だったそうです。
でも、マナーってものがあるのではないでしょうか。
神社から木の皮を剥いだり、石を取っていったり、大切に保存されている森を踏みにじることが大切なことなのでしょうか。
神さまとの付き合い方については、私も模索中です。
ただ、大切なことは「感謝」なんじゃないでしょうか?
一つ秘密を書きます。
お詣りのあとに多くの神社やお寺ではお神籤があると思うのですが、参拝のあとに引いてみると「願う」ことばかりで「感謝」を忘れるとあまり良いものが出ません。
あと、「願う」のではなく「誓う」ことをしないとダメなようです。
そういうときは、振り出しに戻って、もう一度最初からやり直します。
神さまや仏さまに見られているなぁ~ということをつくづくと感じます。
ですから、パワースポットを巡ることもいいのですが、
帽子を被っていたり、サングラスをしていたり、ポケットに手を突っ込んだままで
願っているような力が得られるのでしょうか?
ましてや、
神域を踏みにじったり、破壊したり
して、願っている力が得られるのでしょうか。
私も普段はラフな格好でまわらさせていただいてます。
しかし、出雲大社の神殿の特別拝観などは、遷宮しているにもかかわらず正装が基本です。
伊勢神宮も、囲いの中に入るときには正装です。
神さまのいらっしゃるところにお邪魔すると思えば、正装とまではいかなくても、身を正して伺うことが普通なのではないでしょうか。