“暫定基準 説明が不十分”
3月28日 18時25分
福島県産などの一部の野菜から国の暫定基準を超える放射性物質が検出された問題で、政府は、これまでこの暫定基準は一生食べ続けた場合の数値と説明してきましたが、実際には放射性物質が次第に減少することを前提とした一時的なものであることが分かりました。
暫定基準の基になる指標を作った原子力安全委員会事務局は、「健康への問題はないと考えているが、前提条件についての説明が不十分だった」と話しています。福島第一原子力発電所の事故で、厚生労働省は、今月17日、原子力安全委員会の指標に基づいて食品に含まれる放射性物質の暫定基準を設定し、基準を超える食品については食用にしないよう求めています。これを受けて、政府は「一生食べ続けるのでなければ健康に影響が生じない低い値」と説明し、この基準が一生食べ続けた場合の数値を示しているとしてきました。しかし、この暫定基準の基となった指標を作成した原子力安全委員会ワーキンググループの元委員、須賀新一さんは、あくまで放射性物質が一度だけ放出されて、次第に減少していくことを前提とした一時的な指標であることを明らかにしました。特に人体への影響が大きいとされる放射性ヨウ素については、基準の上限の値で長期間取り続けると想定している被ばく量を超えるおそれがあると指摘しています。今回、検出された放射性物質の値では、食品などを通じて健康に影響が生じるおそれはほとんどないということですが、政府は正確な情報を改めて説明することが求められます。原子力安全委員会事務局の都筑秀明課長は「健康への問題はないと考えているが、前提条件についての説明が不十分だった」と話しています。
昨日、NHKから流れたニュースです。
安全・安全・安全!と連呼されていますが、人類の放射能汚染の歴史は凄く短いのです。
安全であるか?という確認も検証も、あまりにも期間が短すぎます。
放射能汚染に関しては、さまざまな説があふれているのも、そのような理由です。
チェルノブイリ原発事故の際の死者はIAEA発表では9000人となっていますが、旧ソ連の調査委員の1人は100万人と言っています。
私ごときが検証できるわけはありませんが、「晩発障害」のカウントの仕方の違いなどが大きいのではないかと思います。
数年後の発病に対しては、年が重なるほど因果関係の立証が難しいですからね。
また、「晩発障害」に関連して、遺伝子の問題も議論されています。
一説には、放射能汚染をしたからといって、次世代には影響がないと言われています。
しかし、その反面、7世代にまで影響があるという意見もあります。
ただ、チェルノブイリ原発事故の際には、周辺の家畜はすべて殺されたそうです。
政府は、東北・関東の人間を、壮大な人体実験のモルモットとして世界に提供しようとしているようなものだと私は思います。
〔追記〕
深夜に、東京電力からプルトニウムが発電所敷地内から見つかったという発表がありました。
発表の数値が【本当】なら、気にする数値ではないそうです。
また、プルトニウムの沸点は3235度と高いので、雲の中で早い段階で凝固し、遠くには飛びにくいそうです。
【第14章 長崎原爆プルトニウムの測定と大学】
【放射性降下物の長期変動と再浮遊に関する研究】
また、体内にプルトニウムを取り込んでしまった場合にも、体内に残るのは1/4程度になるそうですが、肺に入ってしまった場合には肺の奥底に留まってしまうので、被爆を続けることになり肺ガンを引き起こすそうです。
もっとも、素人には何が正しくって、何が間違えかはわかりません…。