むかし読んだ空想世界の出来事が現実となって起こっている。
ここで、こんなことを書くのに利用するつもりは無かったんですが、もう我慢できません。
後出しジャンケンみたいになってしまいますが、「地震よりも原子力発電所の電源の確保」ということを、知り合いの下っ端の議員秘書に伝えたのですが、案の定、後回しにされたようです。
この原子力発電所事故は 人災 です。
指揮官がパフォーマンスに利用しようとしたために、東電がそれでも金勘定をしていたために引き起こったことだと断言できます。
菅直人は、自らを「原子力に詳しい」と言っていたそうですが、原子力発電所の電力が切れたことに対処できなかったことだけでもチャンチャラ可笑しい。
内閣総理大臣という立場なら、全国の自衛隊から軍用の発電機を集めることだってできたはず。
今さらifを語っても仕方ありませんが、ヘリで飛んでいく前に命令を下すべきでした。
さらに腹が立つのが、日本の国土を再起不能になるほど汚されているというのに、事実を隠していることです。
とりあえずは、これを見て下さい。
【福島第1原発概況 2011/03/22】
これは、社会党の服部良一衆議院議員のブログから見つけたものです。(ちなみに私は無党派です)
まずは、3号機の所を見て下さい。
MOX燃料と書いてあります。
ときどきプルサーマルという言葉を聞くと思いますが、それに使われる燃料です。
何が問題かというと、MOX燃料はたいへん毒性が高いのです。
どれくらいかというと、角砂糖数個分の量で日本人を全て殺すことが可能と言われていることです。
なぜ、マスコミはこの点を突っ込まないんでしょうね?(怒)
さらに、マスコミは1号機・2号機という言い方をしていますが、ここも注意をしてください。
1・2・3号機には、使用済み核燃料プールと格納容器があるのです。
つまり、1・2・3号機を合わせて6ヶ所を制御しなければならないということです。
これに使用済み核燃料プールの温度が上昇した4号機と5・6号機(現在冷却済み)の3ヶ所。
さらに*印の3つめにこのような記述が見て取れます。
「*4号機後ろの共用プールに使用済燃料6400本。満水確認(18日1000)。水温61℃↑(21日1630)。東電消防車で注水130t(21日1037~1530)」
ほとんど報道がされていませんが、ここにも危険物が1ヶ所あるのです。
つまりは、合計10ヶ所を制御しきって、初めてこの事故は一段落を向かえるのです。
あとは、ここに見ていただければ、日本語が分かる人ならだいたい分かると思いますが、
・燃料棒露出
・炉心溶融
・格納容器蒸気放出(ベント)
などと、気が遠くなるような事実が連なっています。
さらに恐ろしいのが、
表の一番最後の「その他の問題点」の4号機には「再臨界防止命令」と記されていることです。
一番最後には、1・2・3号機にも再臨界の可能性に触れてもいます。
恐怖を煽るわけではありませんが、一つでも制御不能になってしまえば次々と制御を失い、放射性物質がまき散らかされ続ける。
ちなみに、3号機のMOX燃料については、不確定ながら河野太郎衆議院議員が「使用していない」というツイートを見かけたような気がするのですが、ブログには記載がないので、訂正されたのかもしれません。
ともかく、現地のスタッフたちの奮闘に手を合わせるばかりですが、民主党と菅内閣には一段落したらキッチリと落とし前をつけて貰いたいと思います。
この期に及んで、政局遊びばかりをしている姿には腹が立って堪りません。
そんなことをしている間に、福島や隣県の人たちが大切に慈しんできたものが無惨に汚されているのです。
もう一度言います。
この原発事故は 人災 です。
この件につきましては、私は気が狂っているかもしれません。
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