県が中電に太陽光発電所建設を許可 知事「新エネルギー」へ期待
中部電力が静岡市清水区三保に計画する太陽光発電所「メガソーラーしみず」について、県は12日、中電に建設許可書を交付した。完成すれば、8000キロワットの出力を持つ中電最大の太陽光発電所となる。原子力発電への批判が高まる中、川勝平太知事は「新エネルギー導入への環境整備が進む」と期待を高める。 (石原猛)
計画では、発電所は清水港の臨港地区にある約15万平方メートルの中電社有地に建設する。2012年9月から工事を始め、15年2月に完成する予定。一般家庭約2300世帯分の電力を供給でき、年間約4000トンのCO2削減を見込む。建設費は40億~50億円を見込んでいる。
建設地は、かつての火力発電所の建設予定地で、送電線が通るなど立地に適していた。同所が県の管理する港湾地区だったため条例に基づいた建設許可が必要で、今年2月から県が審査をしていた。
12日には中電の水野明久社長が県庁を訪れ、川勝知事から許可書を受け取った。水野社長は「地球環境保全の観点から、今後もメガソーラー建設を積極的に進めていきたい」と、県へいっそうの協力を求めた。
川勝知事は「原子力事故への不安から、電力会社には逆風が吹いているが、計画は中電への大きな追い風になる」と評価。その一方で、現在の太陽光発電について「発電効率やコスト面で、すぐに他のものに取って代わる状況ではない」と指摘。同発電所の設置をきっかけにして、発電の技術革新が進むことに期待を寄せていた。
太陽光発電というのは、必ずしも主流になるものではないと思う。
しかし、全ての日本の家の屋根にソーラーパネルが付くのなら、小さな電力でも積み重ねで相当の量になるのではないでしょうか。
これを後押しする方法として、売電の価格を上げる方法があるのではないでしょうか?
ドイツでは、売電価格が銀行の利回りよりも高いことが普及の一因となっているそうです。
こうすれば、企業がどんどんと電気を作り始め、従来の電力会社は原子力発電などというコストのかかるものを継続している余裕もなくなるのではないでしょうか。
ちなみに、日本にはアルミニウム工場は一つだけで、あとは全て海外に移転したそうです。
電気を大量に使うアルミニウムは、日本の電気代ではコストがかかりすぎるから、安い海外の電気に乗り換えたのだそうです。
唯一残った1社は、自社発電をもっているから。
電力の自由化。
これができる政治家を求めたいです。