校庭活動に放射線基準…文科省、福島県に提示へ
文部科学省は、校庭など、幼稚園や学校の屋外で子供が活動する際の放射線量の基準を近く福島県に示す方針を固めた。
同県内では、一部の学校で比較的高い濃度の放射線量や放射性物質が検出されており、体育など屋外活動の実施可否について早期に基準を示す必要があると判断した。
同省などによると、基準は、児童生徒の年間被曝(ひばく)許容量を20ミリ・シーベルト(2万マイクロ・シーベルト)として、一般的な校庭の使用時間などを勘案して算定する方針。原子力安全委員会の助言を得た上で、大気中の線量基準などを同県に示す。基準を超えた場合、校庭を使用禁止にし、授業を屋内だけに限るなどの措置をとる案も出ている。
(2011年4月10日 読売新聞)
毎日、10時間以上さまざまな資料を読んでいます。
書こうと思うことよりも、起こる出来事が多すぎて書ききれないのが現状です。
自分なりのルールで、それなりに資料を整えて書いているつもりです。
その中で、この記事については資料が調わずに賞味期限かと思い、一度ボツにしたのですがやはり絶対に書きたいので、若干あやふやな部分は残りますが書きます。
【放射線医学総合研究所 『放射線被ばく早見図』】
ここを見ると、放射線作業従事者の年間線量限度が50mSv/年となっています。
しかし、こんな図もあります。
【国立がん研究センター 「発がん物質と発がんリスク」】
p6にこのように書いてありますね。
100万μSvでの過剰相対リスクは小児は成人に比べて7.7倍大きい。
素人なので、これは間違えかもしれませんが、
子供が20mSv/年を浴びるということは、
20×7.7=154
つまり、大人が154mSv/年を浴びるのに相当すると理解して良いのでしょうかね。
で、改めて『放射線被ばく早見図』を見ていただきたいのですが、100mSv/年を越えるということは、「がんの過剰発生が見られる」ということになるのではないでしょうか?
私が下手な屁理屈をこねるより、もっと具体的に指摘をしてくださるところもあります。
【放射線物質飛散に対する危険率の考え方|医療法人 高見台クリニック】
いかに死亡率が高くなるのかが分かると思います。
また、こんなところも見て下さい。
【チェルノブイリのかけはし チェルノブイリ汚染地の子供たちの身体におこっていること】
チェルノブイリの事故から、今年で25年経過していても、汚染地の子供に「健康な子供はいない」のだそうです。
また、京都大学原子炉研究所助教の小出裕章氏ははこのようなことも言っています。
>「許容量」と呼ばれるものも「安全量」ではなく、「がまん量」・中略・「がまんさせられ量」になっています。米科学アカデミー委員会「被曝のリスクは低線量に至るまで直線的に存在し続け、閾値はない。最小限の被曝であっても、人類に対して危険を及ぼす可能性がある」
民主党の公約「子ども手当」や「高校無料化」などは、子供の未来を守るのが目的なんじゃないですか?
そうして政権を取った民主党が、汚染地の妊婦や子供を置き去りにしている。
子供の未来を潰している。
後述しますが、現政権は4月10日の選挙対策を有利に持っていくために、レベル7の公表やストロンチウムの公表を遅らせたのではないかという見方もあるそうです。
補償問題もあって、被災地を増やそうとしないという見方もあるそうです。
与党も野党も同罪。
与党はただしい情報を出す。
野党はただしい情報を出させる。
汚染地の人たちにただしい情報を出し、補償し、避難させる。
子供の未来を守れないなら、政治家は全員辞めろ!