放射性塩素38「検出せず」、東電が訂正
東京電力は20日、先月25日に福島第一原子力発電所の1号機タービン建屋地下の汚染水から見つかったとした放射性塩素38について、再分析したところ検出できなかったと当初の発表を訂正した。
塩素38については、燃料の再臨界が起こった根拠と指摘する専門家もいたが、再臨界を示す他の放射性物質は見つかっていなかった。東電は、分析のプログラムミスが判明し、再評価を進めていた。
(2011年4月20日21時46分 読売新聞)
(2011年4月20日21時46分 読売新聞)
ともかく、原子炉の中でそれぞれ何が起こっているのかがグチャグチャな状態なのですが、再臨界の証拠とされていた「放射性塩素38」が検出されていなかったと訂正されました。
「放射性塩素38」の半減期は37分なので、出来たてのほやほやでないと検出できないことから「再臨界」が疑われていたんですね。
しかし、早野龍五先生のように冷静な学者さんもいらっしゃるんですね。
http://twitter.com/#!/hayano/status/56349340180029440
それにしても、出てくるデータがメチャクチャだと、与えられたデータからしか考察することができない現状では、国内外の学者さんたちもたいへんです。