当選の黒岩氏「神奈川から脱原発」
神奈川県知事選挙から一夜明け、当選した黒岩祐治氏が記者会見し、「エネルギー革命を神奈川から起こし、脱・原発を訴えたい」と抱負を語りました。
元ニュースキャスターの黒岩祐治氏は、10日に行われた神奈川県知事選挙で、2位に2倍以上の差をつけて初当選を果たしました。
一夜明け、黒岩氏は県庁で会見を行い、震災後の電力不足が県内の経済活動に影響を与えているとした上で、「太陽光発電を導入したエネルギー革命を神奈川から起こし、脱・原発を訴えたい」と述べました。
黒岩氏は、具体的には県内の住宅に無償で太陽光パネルを設置し、原発に頼らずに電力の自給自足を行う自治体として、「世界のモデル都市になりたい」としています。(11日20:33)
これからの数年は、争点は「エネルギー」と「税」になってくると思います。
税に関してザックリと言えば、政治家は不勉強すぎ。
財務大臣になると増税論者になるあたりから、信念が感じられません。
与謝野しかり、谷垣しかり、菅しかり、野田しかり。
この時期の増税にはキッパリと反対します。
改めて書きますが、子供たちに20mSv/年を平然と決められる政府に、子供の未来を広げるために「子ども手当」なんて言っても説得力はありません。
個人的な意見ですが、「子ども手当」は半年で止めて復興に当てるべき。
さらに、被災した地域の人々を除いて、成人以上は1人1万円の寄付を2年。
1年で5兆円、2年10兆円が集まります。
消費税は、上げれば被災者にもかかりますし、震災の復興が終わっても絶対に下がらない。
まして、放射能汚染で貿易が衰退することを考えたら、国内需要を低下させる「増税」は選択肢に入れる方がキチガイです。
さて、エネルギー問題ですが、この期に及んでも原発が必要と言う方は仕方ないですね。
ただ先述しましたが、2003年には「原発抜き」で夏を乗り切った事実は消せません。
また、このことについては改めて書きたいと思いますが「発電効率」を考えれば、80%を消失する原発は安くありません。
事故じゃなくても慢性的に放射能を撒き散らし、使用済み燃料を処理するのも厄介。
先日の宮城県沖のM7.4の余震でさえ、六ヶ所村の電源は失われました。
電源が回復しなければ、福島第14号炉と同じようなことが起こるわけです。
私は、今すぐ全ての原発を止めろとは言いません。
止めるべき危険な原発は停める。
MOX燃料は止める。
新しい原発を作る予算を新エネルギーに回す。
これから新しいエネルギーを得るためのお金を、原発に回すのか、それ以外に回すのかという議論をすべきです。
私案としては「自然公園法」を変えて、実績のある地熱発電が、風力や太陽光よりも安定して電気を供給できるのではないかと思います。
もちろん、複合的に組み合わせていく必要はありますが。
神奈川県民としては、黒岩新知事が全世帯に無償で太陽光パネルを設置するというのは大風呂敷に聞こえなくもないのですが応援したいです。
理想としては、こういう方向に進めませんか?
【コージェネレーション】