放射線の影響、追跡調査へ=「将来の疫学に寄与」-大塚厚労副大臣〔福島原発〕
【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)年次総会に出席している大塚耕平厚生労働副大臣は17日、ジュネーブ市内で記者会見し、福島第1原発の放射能漏れ事故による住民の健康への影響に関し、「長期間の追跡調査が必要だ」と述べた。具体的な方法は政府で準備を進めていると語った。
副大臣は、特定日や場所の放射線量データは蓄積されつつあるとした上で、原発周辺地域などの住民の正確な所在時間と場所が把握できれば、「(データとして)将来的な疫学に寄与する」との認識を示した。調査人数や避難住民の所在追跡といった課題は今後詰める方向だ。(2011/05/18-05:53
「ただちに健康に被害がない」の果てが、日本人モルモット宣言ときたもんだ。
私は政府の言うことなんてハナッから信じていないけれどね。
それでも、あんな腐れ工程表を信じて、半年から9ヶ月後には自分の家に戻れることを信じている人たちもいる。
今回の原発事故のあとのエア被災で伊勢に逃げていたときを含めて、私は何度か家に帰れなくなったことがあります。
1週間から2週間ほどで済みましたが、家を失うというのはやるせないものです。
多くの家財道具を捨て、最小限の荷物を持って不自由な生活をしていると、本当に切なくなります。
帰れるものなら帰りたい気持ちは良く分かります。
この民主党の大塚耕平という人は、民主党のマニュフェストなどにも参加している政策通のようですね。
しかし、この発言にはあまりにも心がない。
民主党の政治家たちは、にわかに大金を手にした成金のように慢心しきっていて、あまりにも何かがおかしい。
というか、裏ではこんな準備がしっかりと進められていたんですね。
住民の健康を数十年調査へ 広島・長崎モデルに放射線研究機関
2011.4.21 14:14
東京電力福島第1原発事故で、放射線の専門研究機関でつくる「放射線影響研究機関協議会」が、原発周辺住民の健康状態をモニターする長期疫学調査をスタートさせる方針であることが21日、わかった。事故収束後に調査を始める予定で、広島、長崎での被爆者調査をモデルに数十年間にわたり調査を続ける。
協議会は、放射線の健康への影響について情報交換しており、放射線医学総合研究所(放医研、千葉)、広島大学、長崎大学、放射線影響研究所(放影研、広島市)などで構成されている。
長期にわたる放射線の人体への影響については、広島、長崎で昭和22年に米国が設置した原爆傷害調査委員会が健康調査を開始。昭和50年から放影研が引き継ぎ被爆者9万4千人を追跡調査している。これまでにがんの発症率などの膨大なデータは放射線リスク予測の基礎資料になっている。
放影研によると、今回の福島第1原発事故に関連して、海外から調査の実施要請が、すでにあるという。
大規模調査は、それぞれの自治体や医療機関が個別に小規模の調査を行うことを避け、調査方法や条件を統一してデータの精度を高める。被害が現在のレベルにとどまれば、低線量の放射線による健康への影響が主な調査対象となる。また、時間の経過とともに増える転居者を追跡するため、国や自治体に協力を求める方針という。
放影研の大久保利晃理事長は「長期にわたる調査には、ノウハウだけでなく、被爆者の十分な理解が不可欠だった。放影研の経験が福島での調査でも生かせる」と話している。
だれが「将来的な疫学に寄与する」ために被曝したの?
安全安全と言いながら、本音では原爆被害者の多くの人たちが放射能が原因で病気になるってことを見越しているってことですよね。
それが分かっているなら2ヶ月放っておくなよ!
このWHOの発言だけで、政府は意図的に住民たちを病気になる環境に放っておいたことの証拠になる。
日本人を放射線障害のデータをとる研究に差し出したと言ったことになる。
この政府は狂っている!