気象庁が放射性物質拡散予想を終了
気象庁は25日、国際原子力機関(IAEA)からの要請を受けて作成していた福島原発からの放射性物質拡散予想について、IAEAから「要請を終了する」との連絡があったことを明らかにした。新たな要請が来るまで、予想の作成はしない。
気象庁の予測は、世界各国への影響を把握するためIAEAが要請。東日本大震災が発生した3月11日から1日1~2回予測しIAEAに報告しており、政府の指示で4月5日からは同庁ホームページで公表していた。
ただ予想の基礎的なデータは「72時間に1ベクレルのヨウ素131が放出」などと仮定の数値を使っているため、濃度などは実態を反映していないとしている。
同庁によると、IAEAからの連絡は23日にあり「状況に変化のあった場合は、あらためて要請する」との内容という。(共同)
[2011年5月25日13時22分]
これは困ったニュースです。
放射能の拡散予測は、日本・ドイツ・オーストリア・イギリス・ノルウェー・台湾が行っていたのですが、現在はノルウェーが終了してしまいました。
原発事故の初期の頃から気象庁がIAEAにデータを提供していたそうで、そこから拡散予想が作られていたと言うことです。
ということは、気象庁がデータを出さなくなるので、拡散予測が無くなってしまうことになるのかもしれません。
TBSのライブカメラを見ていると、毎日のように蒸気は出ていますし、日によっては白や黒の煙や火が見えるときもあります。
まだまだ必要なものなのに、終了をしてしまうのでしょうか。