<福島第1原発>港湾内の放射性物質は14兆ベクレル
5月24日(火)20時26分配信
経済産業省原子力安全・保安院は24日、東京電力福島第1原発の港湾内に滞留している放射性物質は、17日現在で14兆ベクレルに上ると発表した。同原発から海へは計3回、汚染水の放出・流出が確認されている。保安院は東電に対し、汚染水の流出防止と保管・処理の計画を策定し、来月1日までに報告するよう23日付で指導した。
保安院は(1)2号機からの高濃度汚染水流出(4月1~6日、計4700兆ベクレル)(2)5、6号機などの低濃度汚染水放出(同4~10日、計1500億ベクレル)(3)3号機からの高濃度汚染水流出(5月10~11日、計20兆ベクレル)--の3回の放出・流出を評価。さらに、港湾内のモニタリング調査を加味し、第1原発の堤防内にとどまる放射性物質の総量を推定した。
記者会見で保安院の西山英彦審議官は「3号機から流出した放射性物質の大半は港湾内に滞留していることが分かった。(2号機からの流出後に設置したカーテン状の)シルトフェンスにより、すぐに外洋に流れ出ることはないが、徐々に流出する可能性がある」と述べた。
未曾有の事故となっているふくいちですが、チェルノブイリと大きく違うところがあります。
地下水汚染と海洋汚染
もその一つです。
もともと水の豊かな阿武隈大地を削って作っていますので、発電所の下には複数の水が流れているそうです。
溶けた核燃料をジャブジャブと洗い流して、それが漏れまくっているわけで、いまだに多くのマスコミがスポットを当てていませんが地下水は高濃度に汚染されていることが充分に予測できます。
周辺の井戸や、へたをすると温泉まで汚染されている可能性があります。
そして、その地下水は海に流れていく。
シルトフェンスでふくいちの港は閉じこめましたが、それ以外の地下水は見て見ぬふり。
海洋汚染を心配したグリーンピースが海洋調査を申し出たところ、頭・骨・内臓を除去したもので測定するようにと政府からの注文がついたそうです。
そういう裏話を知ってしまうと、コウナゴばかりが高い数値が出た理由が分かります。
小さくって取れなかったと…。
国民を騙すことしか考えてない…。
グリーンピースジャパンの調査などは、HPを見て下さい。
【グリーンピースジャパン】 (自分のブログでグリーンピースを紹介する日が来るとは思わなかった)
ふくいちは、目に見える空や食べ物ばかりが注目されてしまいますが、もっと重症なのは地下水と海です。
そして、その被害は過去に例がないので、何が起こるのかも分かりません。
しっかりと監視しましょう。