“ホットスポット”住民の避難支援へ
枝野官房長官は、福島第一原発事故の避難区域の圏外で、局地的に空間放射線量が高い地域を「特定避難勧奨地点」とし、居住する住民に対して注意を喚起し、避難を支援していく方針を発表しました。
「特定避難勧奨地点」は、計画的避難区域とするほどの地域的な広がりはみられないものの、事故発生後の1年間の積算線量が20ミリシーベルトを超えると推定される空間線量率が続いている地点です。
具体的には、避難区域外の福島県伊達市や南相馬市の一部で、政府としては住民に対して注意を喚起し、避難を支援・促進する必要があるとしています。
「一律に避難を指示したり、産業活動に規制をかけたりする状況ではない」(枝野幸男 官房長官)
測定は住居単位で行い、該当する住居には市町村から個別に連絡するということです。(16日17:55)
避難地区の圏外で、局所的に空間線量が高い地域 = 「特定避難勧奨地点」
ホットスポットで良いんじゃないの?
なかなか避難の話が発表されないと思っていたら、ホットスポットを「特定避難勧奨地点」と別な呼び名にすることに手間取っていたんじゃないかと思ってしまうほど。
住民に対して注意を喚起し、避難を支援・促進するそうですが、具体的にどのようになるのか不安を感じます。
これからもホットスポットが出てくる可能性がありますから、政府の対応を注視しましょう。