修学旅行で被災地・会津へ 仙台の小学校「風評被害収まる契機に」
2011.6.10 02:15
東京電力福島第1原発事故の影響で、修学旅行先として福島県会津地方を敬遠する学校が相次ぐなか、仙台市泉区の野村小学校の6年生7人が9日、同地方を訪れた。保護者の放射能への不安を、下見で安全性を確認することで解消。橋本光一校長は「同じ被災地だからこそ行く意味がある」と語る。会津地方側も「こういう学校が増えることで、風評被害が収まってほしい」と歓迎している。(伊藤真呂武)
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福島県会津若松市で鶴ケ城や飯盛山などを見学し、宿泊先の東山温泉グランドホテルに到着した同小一行。同ホテルには原発事故で警戒区域となっている同県大熊町から約220人が避難している。児童と同年代の子供も少なくない。
児童を代表し、野村小の佐々木葵さんが「つらいこともいっぱいあると思いますが、力を合わせて頑張って下さい。同じ震災を経験した仲間として、私たちも頑張ります。みなさんに元気を送りたいと考えて来ました」とメッセージを送った。
同行した橋本校長は「今年の6年生しか体験できない特別な修学旅行になる。この機会を捉えて防災教育に役立てたい」と話す。仙台市では当初、小学校125校のうち107校が会津地方に行く予定だったが、原発事故後、保護者の間で放射能への不安の声が高まり、103校がキャンセル。岩手県や山形県に行き先を変更した。
4月中旬、橋本校長は自ら旅行先を下見し、地元市民だけでなく大熊町民も何不自由なく生活しているのを見聞きし、「何の心配もいらない」と確信した。後日、保護者に説明すると、反対の声は上がらなかったという。
橋本校長は「自分の目で見て、現地の様子を伝えれば、理解してもらえると思った。原発までの距離は会津も仙台もともに100キロ。(キャンセルは)安心して生活する会津の人に申し訳ない。風評被害は残念」と強調する。
この日朝、児童を見送りに来た保護者に向かい、橋本校長は「ご理解、ご協力をいただき、出発することができます」と感謝の言葉を忘れなかった。
宿泊先の東山温泉グランドホテルの笹沢勝文支配人は「修学旅行は秋にかけて、8~9割がキャンセルになっている。今回の訪問は非常にありがたい。こういう学校が増えて、安全性が認識されることで、少しでも風評被害が収まればいい」と話した。文部科学省や会津若松市のホームページによると、会津若松市は午後3時現在、大気中の空間放射線量は0・15マイクロシーベルト、仙台市は午前10時現在、0・13マイクロシーベルトで大差ない。
薄汚いなんかの主張なのか?
それとも天然なのか?
私も元公務員ですから修学旅行利権なんてマヌケなことは言いません(ナイナイ)が。
奇しくも、引率して連れて行ったときの宿泊先が東山温泉グランドホテルでしたね。
プライベートで泊まりに行きたいと思う良い宿です。
さて、仙台市は、ここしばらくは南風のためにふくいちからの放射線からの危険に曝されている。
たった数日とはいえ、むしろ空間線量の低い方向に行かせたいというのが、子供を守る大人の立場というものではないだろうか?
それから、「空間線量」しか問題にされていないが、「吸う」・「食う」・「飲む」ということが全く考慮されていないのではないだろうか?
子供を安全のアピールのために学校に通わせ続ける。
地元食材を使った学校給食を食わせる。
牛乳を飲ませる。
いい加減、子供をダシに使うな!
いまやることじゃない。