東日本大震災:福島・飯舘、川俣、浪江の健康調査 2万8000人、下旬から
東京電力福島第1原発事故を受けて全県民の健康調査を実施する福島県は18日、計画的避難区域の飯舘村と川俣町山木屋地区、同区域と警戒区域となっている浪江町の住民約2万8000人を対象に、被ばくした線量の推計と内部被ばく調査を6月下旬から始めることを決めた。
問診票に3月11日以降の行動を記入してもらい、線量を推計。100人程度は尿検査とホールボディーカウンターを使って、内部被ばく量を測る。検査対象者は職業や年齢層を考慮して抽出する。
8月からは約202万人の全県民調査にも着手する。問診票では、放射性物質が大量拡散した3月11~25日については24時間の行動を1時間ごとに記録。同26日以降は滞在地や外出先、生活パターンを記録する。
毎日新聞 2011年6月19日 東京朝刊
イヤな話なんですが、これは「調査」なんですよね。
決して、「健康診断」ではありません。
別な言い方をすると被曝の「記録」…。
被曝量の高い方々が、この「調査」を切っ掛けに救われると良いのですが。