浜岡以外の原発、稼働させるべき…首相
菅首相は31日、都内で開かれた全国知事会議で、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県)の停止要請について、「地震の専門家が、高い確率での地震発生を見解として出しているので、特別な場所だ」と述べた。
他の原発については「基本的には安全性が確認されているものは、稼働して電力供給にあたってもらうという姿勢で国は臨んでいく」として、稼働させるべきだとの考えを示した。
(2011年5月31日22時40分 読売新聞)
さすが、政権について一番最初にやった仕事が「福島第一原子力発電所1号機の10年稼働延長」を決めただけのことはある。
「もんじゅ」がまだ解決もしていないのに、「年内の実験再開」を決めただけのことはある。
御用学者が作った、上っ面の地震の確率だけで浜岡を一時的に止め、支持率を上げたわけで、根っこは原発推進。
まあ、騙される国民も国民なんですが…。
しかも、浜岡の停止は、菅首相の高度な政治的判断というものではなく、中部電力は防波堤を作るために停止に向けての準備を海江田経産大臣と詰めていたところを横取りしたそうです。
卑怯きわまつりない。
老朽化した原発、ヒビの入っている原発、活断層の近くに建っていることが見つかった原発はオールスルーですか?
野党が、内閣不信任案を提出することに対して、
・この大事に政局遊びをするべきではない
・政治に空白を作ってはいけない
などと首相周辺が非難をしています。
・政治主導を演出しようとヘリを飛ばしたり
・東電に乗り込んだり
・谷垣に電話をかけたり
・法案を作らなかったり
・避難民を餓死させたり
この約2ヶ月半、政局遊びをしてきたのは誰?
政治空白を作ってきたのは誰?
その結果が不信任案提出ではないですか?
誠意のない政治はもうまっぴら。
震災被災地と原発被災地を救う気のある政治家に代わって欲しい。
その気持ちさえあれば、国民は全力で支持します。