玄海原発再開 知事明言避ける
6月9日 17時44分
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、停止したままになっている九州電力の玄海原発について、佐賀県の古川知事は「電力供給よりも安全性を優先したい。専門家の意見も聞きたい」と述べ、運転再開に関する明言を避けました。
定期検査中だった玄海原発の2号機と3号機について、九州電力が、福島第一原発の事故のあと運転再開を延期したのに対し、地元、玄海町の岸本英雄町長は7日、「来月初旬までに運転の再開を認める意向を九州電力に伝えたい」という考えを示していて、古川知事の動向が注目されています。古川知事は9日、佐賀県庁を訪れた経済産業省の担当者から説明を受けました。この中でまず原子力安全・保安院の黒木慎一審議官が、福島第一原発の被害について、津波などのデータを示しながら「玄海原発は津波を想定した対策が取られているので、安全性は確保できている」と説明しました。続いて資源エネルギー庁の横尾英博部長が「西日本の電力供給は日本全体の経済復興にも不可欠で、火力や水力による発電だけでは供給やコストの面で大きな問題が出る」と述べ、古川知事に対し、玄海原発の運転再開を認めるよう求めました。このあと古川知事は「電力供給の必要性よりも、安全性が確保できているかを優先して考えたい。詳しいデータが示されたので、専門家の意見も聞いて分析したい」と述べ、運転再開を認めるかどうかの明言を避けました。国内にある原子力発電所54基のうち、3分の2に当たる35基が止まった状態で、各地で自治体の対応が注目されています。
玄海原発再開 町長が再度容認
6月9日 17時44分
東京電力、福島第一原子力発電所の事故を受けて、停止したままになっている九州電力の玄海原発について、運転再開を認める考えを示している地元、玄海町の岸本英雄町長は、9日、原発を視察し、「安全対策がきちんと取られていると感じた」と述べ、運転再開を認める意向を改めて示しました。
定期検査中だった玄海原発の2号機と3号機について、九州電力が福島第一原発の事故のあと運転再開を延期したのに対し、玄海町の岸本町長は、7日、「来月初旬までに運転の再開を認める意向を九州電力に伝えたい」という考えを示しています。岸本町長は、9日午前、玄海原発を訪れておよそ1時間半に渡って原発の敷地内を視察し、原発の海抜を確認したうえで、非常用の電源車が配置されている場所や安全装置の弁などを見て回ったということです。視察のあと、岸本町長は「玄海原発では安全対策がきちんと取られていると感じた。再開の意向を伝えるうえでの1つの判断材料としたい」と述べ、運転再開を認める意向を改めて示しました。国内にある原発54基のうち、3分の2に当たる35基が止まった状態ですが、電力各社によりますと、定期検査で止まっている原発のうちで自治体が運転再開を容認する考えを示したのは、玄海町が初めてだということです。
悲しいかな、玄海町町長は田舎のおじいちゃんたっぷりに若干の悪人テイストが降りかかっていて、あまりいい印象には見えませんね。(笑)
佐賀県知事にしても、玄海町町長にしても、いっぺん福島を視察してはいかがでしょう。
今週に入ってから、福島第二原子力発電所や東海第2原発などから次々と不具合が見つかっています。
おそらく、もうしばらく経つと女川原発からも何か発表されると私は思っています。
あくまで私感ですが、女川も震災翌日に放射能を漏らしている。
宮城・岩手県境に若干高い数値のエリアがあるのですが、これはふくいち由来と考えるよりも、女川由来と考えた方が説明がつくのです。
新たに、南相馬市などを避難地域にするべきではという動きもあります。
自分のところの町民や県民が、被災民になったときという想像力を働かせて欲しい。
そして、是非とも英断を求めます。
日本は、原発事故については「もう1回」はあり得ない。