福島県内に放射性物質検出器 分析能力が向上
2011.6.19 12:50
福島県は19日、県内に新たに設置した農水産物の放射線量検出器4台を報道陣に公開した。20日から検出作業を開始する。同県はこれまで、農水産物の放射性物質(放射能)の検出を「日本分析センター」(千葉市)などに依頼していたが、県内に検出装置を設置したことで、分析点数が増えるほか、運搬時間が減るため結果が出るまでの日数も短縮される。今後、夏野菜などの出荷シーズンが本格化する前に、検出能力を高めるのが狙いだ。
放射線量検出器は「県農業総合センター」(郡山市)に設置された。農水産物に含まれる放射性ヨウ素や放射性セシウムなどの放射性物質量を検出できる。農水産物は約1ミリにみじん切りし、プラスチック製の容器に入れた後、検出器にかける。測定時間は17~50分程度という。これまでは日本分析センターで1日に測定できる農水産物の数は約50点程度だったが、検出器の設置で約80点増えて約130点になるほか、運搬時間が減ることで結果が出るまでの日数も1~2日程度短縮できるという。
福島の農家の方が99.9%は検査していないと怒っていました。
まあ、全てを検査すると食べるものが無くなるので無理なのですが、一つの畑でもセシウムが均一に撒かれるわけが無く、山の裾野の方と川沿いなどでも大きく違うのに、町で1・2ヶ所の測定数値が超えていなければ町全体が出荷可能となるシステムもおかしすぎます。
それにしても、分析を行っていたのも「千葉市」…。
薄々は分かっていますが、これじゃあ。
私は、暫定基準値も異常と思っていますが、この検査態勢では異常に異常を重ねていたようなもの。
そもそも、福島県の浜通り・中通りのほとんどは出荷停止で、国と東電に補償を求めましょうよ。