米 洪水で原発の周辺が浸水
6月19日 15時43分
アメリカ中西部でミズーリ川が氾濫して、運転停止中の原子力発電所を取り囲む形で一帯が水につかり、施設の周囲に土のうを設置するなどした結果、原発は浸水を免れたものの、安全性に対する懸念の声が上がっています。
アメリカ中西部のネブラスカ州にあるフォートカルフーン原発の周辺では、ミズーリ川が雪どけと大雨の影響で先月から水かさが増し、今月17日までに水位が堤防の高さを越えて、高台にある原発を取り囲む形で一帯が水につかりました。このため、原発を所有する電力公社が、建屋をはじめ施設の周囲に2メートルを超える高さで土のうを設置するなどした結果、原発は浸水を免れました。1973年に運転を開始したフォートカルフーン原発は、1基ある原子炉の核燃料を入れ替えるため、ことし4月から運転を停止しており、外部電源も確保されているということで、電力公社側は「放射性物質が漏れ出す危険性はない」としています。しかし、この原発では、今月7日、制御室で火災が発生して1時間半にわたって電源が失われ、使用済み核燃料の貯蔵プールの水温が僅かに上昇するという事態も起きており、地元の住民などから安全性に対する懸念の声が上がっています。
アメリカのサイトで見ていましたが、こちらも結構心配なことになっています。
「土のう」とかいうと、日本のものを思い出してしまいますが、アメリカの「土のう」というのはひと味もふた味も違いますね。
ガッチリと水をガードしていて優秀です。
しかし、見事に四方を水に囲まれていて、綱渡り状態なのが見て取れます。
ついでに、フランスの干ばつで干上がりそうな原発も絵が欲しい。