首相、年明けまで続投?めどは「冷温停止状態」
6月2日(木)23時14分配信
菅首相は2日夜、首相官邸で記者会見し、早期退陣を強く否定し、退陣時期も明示しなかった。
首相は退陣の具体的な時期について、「(東日本大震災の)復興に向かって第2次補正予算(編成)や体制作りが必要となる。(福島第一)原子力発電所事故の収束も安定的な形にもっていくには、まだ努力が必要だ。新しい社会づくりの方向性に一定のめどがついた段階だ」と述べ、続投に意欲を示した。
原発事故の「一定のめど」がつく具体的な時期としては、事故の収束に向けた、政府と東京電力の工程表で今年10月中旬から来年1月中旬終了をめどとした「ステップ2」が完了し、「放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止状態になること」だと説明した。
内閣不信任案採決前に鳩山前首相と会談した際に交わした覚書に関しては、「文書に書かれた以外の何らかの約束などは一切ない」と述べ、退陣時期を確約したものではないとの認識を示した。
これについて、鳩山前首相は2日、「(首相は)人を裏切っている。両院議員総会を開いて辞めさせるしかない」と周辺に語り、強い不快感を示した。
【政治】 菅首相 「おれは辞めるつもりはない」 「代議士会での発言は、辞任表明ではない」
菅首相が周辺に「おれは辞めるつもりはない」と語っていることがわかった。
関係者によると、菅首相は不信任案否決後、周辺に「おれは辞めるつもりはない」と話し、
代議士会での発言は、辞任表明ではないとの認識を示しているという。
首相前向き、12月までの大幅延長…国会会期
菅首相は2日夜の記者会見で、6月22日が会期末の今国会の会期延長幅について、「『国会の中で必要なことはいつでも議論できるようにしてほしい』という国民の意見に応えるとすれば、事実上の通年国会、12月のある時期までということになる」と述べ、年末までの大幅延長に前向きな姿勢を示した。
2011年度第2次補正予算案や、特例公債法案などの重要法案を成立させるための十分な日程を確保し、自ら懸案処理にあたる意欲をにじませたものだ。
(2011年6月3日00時56分 読売新聞)
昨日、道の駅「掛川」で久しぶりにレタスを買ったりしました。
レジを出たところに、野菜などを包むための古新聞が置いてあったのですが、奇しくも3月11日のものでした。
従姉妹が生きていたときの新聞かと思うと、複雑な気持ちです。
被災地の復興は遅々として進んでいません。
不信任案が否決されました。
政局には天才的な嗅覚が働く菅首相だけに、ウルトラCの次にはウルトラDでまさかの期限を設けての辞職発言。
…と思ったら、次はウルトラEの「やめる気はない」。
どこまでこの人は政局遊びをつづけるのだろう。
不信任案を提出することを「政治空白」と言う人もいますが、すでに2ヶ月半以上も「政治空白」が続いています。
私には、大島理森氏の演説が心地よかった。
やめると宣言した首相が立てる法律。
やめると宣言した首相が予算を組む茶番。
元首相の鳩山氏まで欺して、それでも民主党の議員さんたちはこの人を守るのですが。
今日明日にもこの首相は再び行き詰まると思うのですが、これこそが「政治空白」とは思いませんか?
国民が住む家を失っている
国民が放射能に曝されている
この現実を見て下さい。