7人の母乳から微量の放射性セシウム…福島
厚生労働省の研究班は7日、東京電力福島第一原発の事故を受け、福島、宮城など8県で実施した母乳に含まれる放射性物質の検査結果を発表した。
授乳中の母親108人のうち、福島県内の7人から微量の放射性セシウムを検出した。研究班では、「大気や食品中の放射性物質の影響と考えられるが、母体、乳児とも長期的な影響も心配がない量。普段通りの生活をしてほしい」としている。
調査は、5月18日~6月3日に福島、宮城、山形、茨城、栃木、群馬、千葉、高知の8県、108人から提供された母乳を調べた。事故の影響を調べるため、原発から離れた高知県も対象に含めた。
その結果、福島県相馬市、福島市、いわき市、二本松市の7人から母乳1キロ・グラム当たり1・9~13・1ベクレルの同セシウムが検出された。同ヨウ素は検出されなかった。母乳には暫定規制値がないが、厚労省は、飲料水の規制値を参考に、同セシウムは1キロ・グラム当たり200ベクレルを安全性の目安としており、これを大きく下回った。
(2011年6月7日20時42分 読売新聞)
[イラスト]こんなに緩い日本の暫定基準値 | [SAVE CHILD]放射能汚染から子供を守ろう
3ヶ月も経って動かない国会のほとんどの女性議員はいらないんじゃないか?
選挙のときには、
・女性目線
・母の視点
などと、訴えていなかったか?
いまこそ女性議員の力が必要なんじゃないか?
上の記事は、二重に間違えている。
一つめの間違えは、記事を書く基準になっている「暫定基準値」。
しつこく絡ませてもらいますが、国際法における原発の排水基準はセシウム137で90Bq/L。
WHO基準で10Bq/L。
それだけを考えても、100Bqや200Bqという数値が異常な数値ということが分かると思う。
二つめの間違えは、乳幼児は放射能の被害を何倍にもなって受けるということ。
何倍になるかということは、諸説有り、しかも年齢が低ければ低いほど影響を受けやすい。
だから、何倍かは答えられないものではあるけれど、「安全」と書くことはできない。
もう一回書きますが、いまこそ「女性目線」「母の視点」なんじゃないですか?
バカヤローな男議員の分からない感覚を補えるのが女性議員でしょ。
このままでは、福島は後悔と恨みの土地になってしまう。
「動かない」ではなく「動けない」わけで、それを何とかして「動かす環境」を作るのが政治でしょう。
福島を始めとした、放射能を撒き散らかされた地域の人たちに、なんの落ち度があるわけ?
国の犠牲になった人たちを守るのが政治なんじゃないのでしょうか