LED、電球販売で「白熱」抜く 節電意識を反映 5月第4週、量販店でシェア4割超
2011/6/3 0:00
節電意識の高まりを受け発光ダイオード(LED)電球の販売が急増している。家電量販店では5月第4週、電球の全販売個数に占めるLED電球の割合が4割を超え、白熱電球を初めて上回った。消費電力が白熱電球に比べ約7分の1で寿命も長く、東日本大震災後に需要が急伸。販売はさらに増え、今夏にシェア50%に達するとの見方も出ている。
全国約4000の家電量販店の販売動向を調査するGfKジャパン(東京・中野)によると、5月23~29日のLED電球の割合は42.3%。白熱電球の39%を抜いた。販売個数は前年同期の2.9倍に増加した。
LED電球のシェアは2010年8月以降、20%前後で推移していた。しかし震災を境に消費者の節電意識が高まり、購入者が急増。シェアは2カ月で2倍に膨らみ、電球販売の主役となった。
5月の1カ月間でみるとLED電球は37.2%と白熱電球(43%)に及ばなかったが、シェアは毎週上がっており、月次でも6月に逆転する見通しだ。
平均価格は5月第4週に約2300円で、1年前に比べて約2割下落した。6月には量販店の店頭で1000円を切る商品も登場するなど、単価の下落が需要を後押ししている。
GfKは「LEDの需要はまだ伸びている。このペースでいけば、夏には5割を超える可能性もある」と分析している。
省エネの意識は悪いことではないと思いますが…。
夜は電気が余っているんですよね。
LED電球に変えることは、全く悪いことではありません。
また、日常生活から電気の使用量を減らそうという意識を持つのも悪いことではありません。
大事なのは、昼間の電気。
夏場になると、クーラーの使用について目が行きがちになってしまうと思いますが、結構重要なのが「電気釜」なんだそうです。
朝と夕方にご飯を炊く時間はほとんどの家が集中するので、電気の使用量が上がるらしい。
同時に、電子レンジを使うというのもあるんでしょうね。
少し早めに炊くとかして分散させるだけでも、効果があると思います。
あと、もう少し夜の電気は使っていいんじゃないかな。
日本人が、昔のような昼型の生活に戻っていくのなら、夜は闇にしておいた方が良いと思うのですが、昼間の電気使用量を減らすためにも、工場などは夜に分散するようです。
ますます街が24時間動かなければならないのなら、治安の観点からも街灯はもう2・3割は明るくした方が良いのではないでしょうか。
ひったくりが増えているそうですし。