中国電力の三隅火力が再開 他電力に最大72万キロワット融通へ
2011.7.27 11:01
中国電力は27日午前、トラブルで停止していた火力の三隅発電所1号機(島根県浜田市、100万キロワット)の発電を再開した。午後2時ごろにはフル出力になる見通し。これで同社の8月の供給力は、1335万キロワットにまで回復。想定される最大需要1165万キロワットに対し170万キロワットの余力を確保できる。
需要に対する供給余力を示す予備率は14・6%。予備率は、8~10%程度あれば安定供給ができるとされる。同社は、8月には他電力に最大72万キロワットを融通するとしている。融通後も同社の予備率は、8・4%を維持できる。
同発電所はボイラー内部で蒸気漏れがあり、今月18日に停止。配管の取り換えなど修理を進めていた。