原発なくても電力足ります 環境保護団体が試算
環境保護団体「気候ネットワーク」は1日、福島第1原発事故の影響で国内の全原発が停止しても、適切な節電をすれば夏場のピーク需要を乗り切ることができるとの試算を発表した。天然ガス火力の増加に伴う家庭負担増も低く抑えることができるとしている。
電力各社の火力発電や揚水発電などを合わせると、それぞれピーク時を上回る供給能力があるのが理由。気候ネットは「原発停止で電力不足との試算は、需要を過大に想定している」と指摘している。
気候ネットによると、電力10社が予想する夏の最大需要は計約1億7千万キロワットだが、原発以外の発電設備は計約1億9千万キロワット分あった。
2011/07/01 21:00 【共同通信】
【 全ての原発が停止する場合の影響について 】
気候ネットワークというところのレポートです。
足りる・足りないの議論は、きっといつまでも平行線なんでしょう。
ただ、
1.原発がないとばく大に電力は足りないのか?
2.原発による発電は本当に必要なのか?
3.これからも原発を動かし続けるのか?
ということなんじゃないでしょうか。
これは、前にも書いたとおり、例えば東京電力が提示する真夏の電力使用量で、提供できる量を超えるのは今のところ数日です。
その数日を乗り切れば良いだけの話ではないかと思います。
それには、政府の広報が不可欠ですが、こんな大騒ぎをしなくても超えられると思っています。
逆に言えば、これだけ大袈裟に騒いでいますので、かなり負担は少ないんじゃないかと。
そのための「下方修正」や「冬も足りない」「1%以下になったら計画停電」ということなんでしょう。
問題は、原子力発電所も火力発電所も老朽化しているということです。
次にどんな発電所を作るのか?
この国の次のエネルギーをどのようにデザインをするか?
政治家は、それを語るべきです。