福島原発、炉内の燃料に直接散水 冷却方法変更に着手
2011/7/26 12:39
東京電力は26日、福島第1原子力発電所3号機の原子炉内にある核燃料を効率よく冷やすため、冷却水の注水方法を変更する作業に着手すると発表した。緊急炉心冷却装置(ECCS)の配管などを転用、冷却水が燃料に直接降り注ぐようにする。原子炉圧力容器の温度を早く下げる効果があり、原子炉の水温がセ氏100度を下回る「冷温停止」の早期達成を目指す。
3号機への注水は現在、給水配管を使っている。冷却水が燃料を収めた容器の外側を流れて温度を下げている。
新たな方法は、冷却水を燃料棒の上部から散水する。燃料棒が滝に打たれる形になり、冷却効果が高いとされる。少量の冷却水で効果的に冷やせれば、漏れ出る汚染水を減らせる利点もある。
使える配管を選ぶため、3号機の2、3階を日本製ロボット「クインス」を使って調べる。現場を動画で撮影し、放射線量を測る。
ただ3号機は炉心溶融(メルトダウン)で、核燃料が崩れ落ちている可能性が高い。想定通りに冷やせるのか、崩れた核燃料が漏れてくる恐れはないのかといった不安は残る。
水棺を諦めて、別な方法になりました。
一つ事実を認め、一歩前進したと言えるでしょう。
元々無理な水棺を、さも水棺をできるかのように作業する無駄はこれ以上無いことは良かったです。
しかし、1号機に至っては、無駄な偽水棺作業によって、さらに炉がダメージを受けた恐れがあります。
データは正直。
ただ、見えない燃料棒と戦う上で、必要なことだったと思いたいです。
菅の思いつきの水棺作業は罪深いな…。