細野原発相:原子炉の安定冷却、予定通り達成可能-工程表で見通し
7月8日(ブルームバーグ):細野豪志原発担当相は8日午後、一部記者団とのインタビューで、東京電力の福島第一原発事故収束に向けた工程表で、原子炉の安定冷却を予定通り達成できるとの見通しを示した。
細野氏は、7月中旬までに原子炉の安定的な冷却を目指す「ステップ1」について、「達成できるのではないか」と述べた。来年1月中旬までに放射性物質の放出を管理して線量を大幅に抑える「ステップ2」や中長期展望を19日に示すことを明らかにした。
細野氏は、原発の早期再開に慎重な菅直人首相と早期再開を地元に働きかけている海江田万里経済産業相の対立について、「根本的なエネルギー政策を出していないので、違いがあるわけではない」と説明した。
細野氏は「安全なものについて再稼働する方針に変わりはない。安心して国民が受け入れてくれる方法について改善の余地がある。原子力安全委員会を利用してやっていく」との立場を強調した。
細野氏は現在、政府と東京電力が別々に出している工程表を一元化する方針も示し、原子炉の「冷温停止」の定義も示すと語った。日々の放射線量については19日に公表する準備を進めているという。
細野氏は経済産業省の傘下にある原子力安全・保安院をはっきり切り離すことは間違いないと明言した。
危険な線量の中を無理に3号機に窒素注入させる作業員が可哀想。
ロボットに掃除機をくくりつけて建屋内を掃除させたものの、思うように線量は下がらない。
仕方なく、床に鉄板を敷いてもう少し線量を下げたものの、危険な線量であることは変わらない。
しかし、工程表を予定通りに実現させるために、無理矢理窒素を注入させる。
問題なのは、この窒素注入作業に投入されるのは、作業員の中でもエース級の人たちということ。
作業員たちは、浴びる線量に限界があります。
越えれば、作業には加われません。
とくに1号機などは、配管が大きく変わっていて、設計図通りではないところがたくさんあるそうで、エース級の案内がないとかなり厳しいのだそうです。
いつかは通らなければならない道なのですが、むやみに被曝量を増やさせれば、エースたちの退場も早まるということで、あまり良い選択とは言えません。
政治家や東電のメンツのために無駄に被曝をさせるのは、収束作業にもマイナス。
それに、3号機なんか窒素入れるなんてただのポーズじゃん。
窒素を入れたから水素爆発は起こりませんって言いたいだけ。
やりたかったら、メンツが大事なヤツらにやらせろよ。