ただでさえ、カビ毒米問題で大騒ぎになったくらいに、米は偽装の多い食品です。
カビ毒米が発覚する前に、関西から帰ってきてから肌が痒くなることが多かったです。
ところが、発覚以降は米は美味しくなりましたし、戻ってきても痒くならない。
いかに怪しかったかがうかがえます。
人気の魚沼産コシヒカリなどは、生産量の10倍以上の量が「魚沼産コシヒカリ」として販売されているとも言われています。
ここの販売店を見ると、なるほどと思ってしまいます。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/atto-surprise/cac6c2de.html
これなら、丹沢山麓で穫れた米だって「コシヒカリ」に簡単に化けられます。(怒)
いま心配しているのは、福島・宮城・茨城・栃木などでこの秋に穫れる新米です。
宮城の本家は、「今年のは食えねぇ」とハッキリ言ってます。
早川教授の汚染マップの、女川・一関ルート上にあるのでダメでしょう。
どんな高級米よりも、本家の土地で穫れた米が一番美味いと思うので、残念です。
この春に、政府や福島県は「5000Bq未満の土地なら作付けして良い」と発表しました。
土地から米に移行するのが1割と想定して、暫定基準値の500Bq未満が守れるからということです。
そもそも暫定基準値が緩いという問題があります。
それに合わせて、土地の測定の問題があります。
福島県のあの広大な土地を市町村ごとに2ヶ所測定しただけで作付けの許可を出したのだそうです。
もちろん、測定をした場所は放射線がなるべく吹きだまらない平地の真ん中です。
さて、ここで最近話題の牛の飼料にあてた藁の問題を思い出してみましょう。
何万Bqという汚染でした。
牛は、1日の1~1.5t食べなければならないそうで、一気に大量汚染されたことが充分に想像できます。
外に置いた藁で何万Bqの汚染があるところで、畑が5000Bq未満ということはあるでしょうか?
つまり、汚染藁が出た地域の田畑も高濃度に汚染されているということです。
その高濃度に汚染された米はどうなるのでしょう。
学校で「4大公害裁判」というのを習ったことがあると思います。
その中の一つに「イタイイタイ病」があったのを覚えているでしょうか。
富山県神通川は汚染され、その周辺の田畑は汚染された「カドニウム米」になってしまいました。
食えばイタイイタイ病を引き起こす恐れがあります。
驚くことに、汚染された田んぼではいまだに米が作られています。
汚染地域に指定された田んぼで作られた米は政府によって買い取られ、濃度によって分類され、濃いものは焼却、薄いものは工業用糊の原料になっています。
今後生み出されるであろう「セシウム米」も、これを参考にして欲しいと思います。
政府は潔く、全て買い取って下さい。
それが為されないと、「セシウム米」は闇に紛れ、健全な米に混ぜられて市場に流通する恐れが充分にあります。
日本の米の流通は、それくらいデタラメなのはカビ毒米(少しでも食べれば必ず癌になるカビが生えていた)のときでいたいほど分かったはずです。
私は、来年いっぱい(17ヶ月分)の米は備蓄しました。
あの内閣では、今年の市場はメチャクチャなことになると予想しています。
混乱を経て、来年の新米の頃には、ある程度の「セシウム米」の排除が行われることを願っての17ヶ月分です。
布団圧縮袋と唐辛子とカイロで真空パックをして保存します。
最悪の場合、少々値段が張りますが契約している農家の団体があるのでそれでなんとかなるかと。
どうか、笑い話で済みますように。
コメの話は続きます。