再開の泊原発は“例外”扱い 来年5月に全停止の恐れも
2011.8.17 12:06
北海道電力の泊原発3号機(泊村)の営業運転再開について、北海道の高橋はるみ知事は、17日午後に記者会見を開き、容認する意向を表明する見通しだ。これを受け、海江田万里経済産業相は、北電に検査終了証を交付する。東京電力福島第1原発事故後、原発の営業運転再開は初めて。
泊原発3号機は、東日本大震災直前の3月7日に再起動し、定期検査の最終段階である調整運転に入り、フル出力で稼働し、電力の供給も行ってきた。通常の調整運転は1カ月程度だが、原発事故の影響で最終検査の申請が行われず、調整運転が5カ月に及ぶ異例の事態となっていた。
北電は8月9日に最終検査を申請し、10日に検査が終了。海江田経産相は当初、11日に営業運転への移行を認める方針だった。しかし、高橋知事が、地元の意向を確認しないまま、経済産業省原子力安全・保安院が北電に最終検査の申請を促したとして反発。海江田経産相は、知事が同意するまで終了証交付を見合わせていた。
知事は申請について、「北電の自主判断に基づくもの」とする国の説明に納得。16日の道議会特別委員会では、保安院に加え、原子力安全委員会が最終検査に関与したことについて、「二重チェックは評価できる」と述べ、容認の意向を表明していた。
ただ、定期検査終了後も停止したままの他の原発の再稼働が進むかは不透明だ。「泊原発3号機はすでに営業運転と変わらない状況にあった。知事としても、運転中の原発を停止させる判断はできなかった」(経産省関係者)と、泊原発3号機を“例外”とする声は強い。
立地自治体からも「停止している原発を再稼働させるのとは次元が違う」(福井県幹部)など慎重な意見が多い。
通常なら泊原発3号機は、次の定期検査まで13カ月の営業運転が可能だが、保安院は調整運転期間はあくまで1カ月程度とし、その後、13カ月の営業運転しか認めない方針。このため、再起動から14カ月が経過する来年5月には再び定期検査で停止する。
この時まで、停止中の原発の再稼働が認められないと、全国54基の原発がすべて停止する事態となる。
猛暑の中、京都に行きましたが、レストラン等に入ってもTシャツ1枚では寒いくらいの冷房でした。
まだまだ余裕があるというのが正直な印象です。
それに、イザとなればクーラーよりも消費電力の多いテレビを消せばいい話。
教え子がいい仕事をしてくれたので鼻高々です♪
8月よりも9月、9月よりも10月と、原発事故の影響は徐々に生活に響いてくるでしょう。
実際、循環器系の病気が増えているとか、死産が増えているとか、良くないニュースは増えている。
増えてほしくはないけれど、ジワジワと首を絞められている感覚がある。
日本は地震の活動期に入ったのですから、いい加減に原発を動かすというベクトルの方向を、自然エネルギーに向けてみたらいかがでしょう。
すべての原発が停まる日が楽しみだ。