切腹許さず、人気取りで打ち首に…民主内で疑念
海江田経済産業相が松永和夫経産次官らの更迭を決めたことについて、経産省を敵視する菅首相が人事を利用して政権浮揚を図ったとの見方が広がっている。
民主党の中堅議員は今回の人事について、「松永氏らは切腹(辞職)するつもりだったと聞いている。それを首相官邸が、人気取りのためにあえて打ち首にしたという構図だ。菅政権には武士の情けもない」と不快感をあらわにした。
海江田氏は4日、記者会見などで「人事権者は私だ」と繰り返し、自ら主導の人事と強調した。実際、海江田氏は2日に首相官邸に首相を訪ね、今回の人事案を報告している。首相が経産省幹部人事に介入してくることを警戒し、先手を打ったものとみられる。海江田氏は発令日の12日をめどに発表する腹づもりだった。
ところが、4日の時点で人事情報が漏れたことで、民主党内では「首相側近が、政権浮揚のために首相主導による更迭劇を演出しようとしている」との受け止めが広がり、海江田氏も首相への不信を一段と募らせたようだ。
(2011年8月5日00時50分 読売新聞)
結局、この人は小泉元首相にライバル心を燃やし、真似をしたいようだけれども限界があるようです。
人を信頼するということができない以上、人の上に立つ資格はない。