米地震で停止原発の非常電源1機故障 NRC「警戒」を宣言
2011.8.24 13:03
ロイター通信などによると、米東海岸の地震で23日、バージニア州の震源から約20キロの距離にあるノースアナ原発で停電が発生、原子炉2基が運転を自動停止した。非常用電源で電力供給し原子炉の冷却を行っているが、4機の発電機のうち1機が故障、同原発は、米原子力規制委員会(NRC)の原発非常事態を示す4段階レベルで下から2番目の「警戒」を宣言した。
同原発の運転を担当する会社によると、原発はマグニチュード(M)6・2の地震に耐えられる設計になっているという。同日の地震はM5・8で、専門家からは「設計基準に気掛かりなほど近い」と安全性を懸念する声が出ている。
NRCは「原発は安全に停止し公共に被害が及ぶ危険はない」としている。しかし外部電源をいつ回復させられるのかは不明。(共同)
アメリカは、日本とは震度の尺度が違うようなのですが、3・11の東日本大震災並みの震度7レベルの揺れがあったようです。
しかも、このノースアナ原発は震源から20kmよりも近いところ。
電源喪失は、送電線の倒壊などによるものなのでしょう。
アメリカの原発は、非常用電源でどの程度の時間冷却ができるのでしょうか。
しかし、今年は原発の厄年としか思えない。