初回は問題なし JTの国産葉たばこ放射性物質検査
2011.9.6 17:15
日本たばこ産業(JT)は6日、タバコの原料となる葉タバコのうち収穫期を迎えた「黄色種葉タバコ」について放射性物質の検査を実施したところ、放射性セシウム、放射性ヨウ素ともに同社暫定基準値を超えたものはなかったと発表した。
検査は生産農家からの購入を控えて実施したもので、対象地域は農作物で放射性物質の検出による出荷自粛、制限が行われた茨城、栃木、千葉、静岡の4県と近隣で黄色葉タバコの生産地である新潟市と愛知県豊橋市。
福島県は東京電力福島第1原発事故の影響ですでに今年の耕作を休止している。対象となる葉タバコの量は茨城、栃木、千葉、静岡の4県で、昨年同社が全国の生産農家から購入した約3万トンの約7%にあたる約2000トン。
各市町村別にサンプルを抽出し、同社の研究所でゲルマニウム半導体検出器を使用して放射性セシウム134、同137、放射性ヨウ素131が検出されるかどうかを検査。同社暫定基準値はセシウムが1キログラム当たり500ベクレル、ヨウ素が同2000ベクレルだが、検査結果はいずれもセシウムは基準値を下回った。葉タバコは食品ではないため、今回は食品衛生法が規定する野菜類の数値を適用した。
今後も原料処理工場での処理前、製品工場での製品化前、製品後にそれぞれ検査を実施する。黄色種葉タバコは同社が購入する葉タバコの約6割を占め、残りの在来種やバーレー種も収穫時期にあわせ、9月中旬以降検査していく。
【 黄色種葉たばこ(乾燥済)の放射性物質検査結果(JT) 】
タバコなんて、1本数グラムでしょうから、1kgあたりのベクレル数なんてものは微々たるものになるのでしょう。
しかし、今まで放射能の害の比較に散々使われてきたタバコですが、極々微量とはいえセシウムが混ざることによって発癌率は高くなりますね。
さらには、計測されていませんがプルトニウムが1Bqでも入っていれば、出口のない肺に入り込み、死ぬまで被曝し続けるわけです。
また、放射線物質は焼いたところで何ら変わるところはありません。
タバコを吸うことによって漂う煙や灰にも極々微量とはいえ含まれる。
私はタバコを口にしたこともないのですが、土や気候によって味が変わるのはコーヒーなどと同じということは理解しています。
今までと同じものが使えないと言うことは、タバコ自体も全く別物になってしまうのでしょう。
ただ、セシウム入りでも吸わなければならないものなのでしょうか…。