機能不全、東京の独大使館…原発事故後空席10
【ベルリン=三好範英】在東京のドイツ大使館(東京都港区)で約10のポストが空席となっており、業務にも支障を来していることが4日分かった。
独外務省職員が福島第一原子力発電所事故による放射能汚染を懸念する余りに、日本への赴任を希望しないためだ。
関係者の話を総合すると、大使館全職員の4分の1に当たる約10のポストが現在空席になっている。その中には経済部長(公使参事官)、政務班長(参事官)、経済班長、文化班長などの重要ポストが含まれるという。
空席が生じ始めたのは福島第一原発事故後。ドイツ大使館は3月18日~4月29日、原発事故の深刻化に備え大阪に退避したが、その際、本国に帰国した職員の中でそのまま本省勤務を希望した者がいたという。また、毎年夏に行われる定期異動をいったん受諾しながら、原発事故後、赴任を拒否した職員もいた。関係者は、空席が埋まるのは来夏の定期異動まで待たねばならないとみており、「大使館が全面的に機能しているとは言えない」という。
(2011年9月5日07時50分 読売新聞)
これが世界の本音なのでしょう。
25年経っても、日本がチェルノブイリやベラルーシなどに興味を示さないどころか、忌み嫌っていたように、これから先の日本もそのように思われていくのだと思います。
仕事なのにもかかわらず拒絶されてしまう日本…。
震災後、短時間の間にさまざまなガイガーカウンターなどが開発され、日本の技術力というのは相変わらず凄いと関心しました。
この技術力で、画期的な除染技術が生み出されると期待したいです!