消費者要望で豚も全頭検査
2011年09月27日
県内最大手の畜産加工会社「大里畜産」(津市)は26日、直営農場から出荷している豚肉について、全頭を放射能検査すると発表した。豚肉の全頭検査は県内初という。国の基準値(1キロ当たり500ベクレル)より厳しい200ベクレルを超える放射性物質が検出された場合は公表するという。
放射性セシウムを含む稲わらを食べた疑いのある牛の肉が流通している問題で、同社には5月以降消費者から「豚は大丈夫なのか」などと検査を求める意見が数百件寄せられていた。
同社によると、全頭検査するのは、直営農場から出荷する月産2700頭分の枝肉。豚の飼料用の米や、肉をギョーザなどに加工する際に使う野菜、加工後の食品もサンプル検査する。約13万円の簡易検査機器1台を備え、今月初めから態勢を整えた。26日から本格的に始めた。
木戸利信社長は同日県庁で開いた会見で、「豚肉は元々安全だと思っているが、6割は生協に卸していることもあり、消費者の安心に配慮した」と話した。
200Bqでもユルユルな基準なんですけど、こういう動きの出てくるところは嬉しい話です。
というか、人が口にするものを販売しているのですから、本当だったら当たり前のはなしだとも思うのですが…応援したいです。
三重はいいなぁ。