成田山、震災復興でおたき上げ 岩手・高田松原の松
千葉県成田市の成田山新勝寺は25日、東日本大震災からの復興祈願と、津波による犠牲者の供養のため、岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松の木をおたき上げで燃やした。
松は一辺4・5センチ、長さ90センチの角材30本に加工されており、陸前高田市の金剛寺から譲り受けた。検査で放射性物質は検出されなかった。
高田松原の松は、京都市の伝統行事「五山の送り火」の「大文字」で燃やされる計画だったが、放射性セシウムが検出されたため中止。新勝寺にも健康被害を不安視する抗議の電話やメールが相次いだ。
2011/09/25 13:33 【共同通信】