おせち商戦復興に一役 百貨店やコンビニ 東北食材使用、受け付け開始
2011年10月2日 朝刊
三越は1日、首都圏にある5店舗でおせち料理の予約受け付けを開始した。他の百貨店やスーパー、コンビニエンスストアも順次スタートする予定で、おせち商戦が本格化する。各社が東北の有名旅館の料理や、東日本大震災被災地の食材を使ったおせちをそろえ復興を支援する。
三越日本橋本店では、一日午前十時の開店直後、一階にあるおせちの予約特設会場を約五十人の客が訪れ、展示された約八十種類の見本から熱心に選ぶ夫婦連れの姿も見られた。同店では二百四十四種類が予約できる。
三越は、戦国武将伊達政宗が残した覚書を基に正月料理「伊達之正月膳」(三万四千六百五十円)を再現。サケの身にイクラを詰めた伊達家の代表料理「鮭子籠(さけこごもり)」など約三十品目を盛り付けた。
五日に予約を開始する高島屋は、岩手、宮城、福島の有名旅館の味を詰めた「復興支援おせち」(二万八千三百五十円~三万六千七百五十円)と、東北と茨城の食品会社の味を盛り合わせた「東日本応援おせち」(一万五千七百五十円)を用意。一足早く九月二十二日から受け付けを始めたダイエーは、岩手県産の豚の角煮など東北六県の食材を使用した「東北応援おせち」(九千八百円)が好調という。
また震災以降、家族の絆が見直されていることから、セブン-イレブンは正月を一緒に過ごす家族が多いと予測。従来より分量を多くし、アワビなどの高級食材を使った、数量限定の三万円台のおせちも販売する。
いや・・・
もう、なんていうか・・・。
原発事故がなければ、三越のおせちとか食べてみたいけど。