もんじゅ:「火は消してはならない」 文科副大臣、現地を視察 /福井
◇「見直し中」でも強調
文部科学省の奥村展三副大臣が14日、敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」を視察し、同市の河瀬一治市長、西川一誠知事と相次いで会談した。もんじゅの運転再開は、国のエネルギー政策見直しに伴い一時、凍結されているものの、奥村副大臣は2人に「もんじゅの火は消してはならない」と踏み込んだ発言をした。
奥村副大臣は、もんじゅの原子炉容器上部などに立ち入り、昨年8月に原子炉容器内に落下した炉内中継装置の復旧状況などの説明を受けた。
もんじゅは当初、炉内中継装置を復旧させ、今年度中に40%出力試験を始める予定だった。しかし、福島第1原発事故が発生し、来夏をめどに国の原子力政策の見直し作業が進められることになった。文科省は先月末、国のエネルギー政策が変更される可能性があることなどから、見送りの方針を示した。
会談で河瀬市長は「もんじゅの火を消さずにぜひ目的を達成していただきたい」と運転再開を要望。さらに「(福島のような)原子力災害が起きて、住民に不安は確かにある」と安全対策の充実を求めると、奥村副大臣は「原子力機構は安全に対して最大の力を注いでいる」と応えた。
奥村副大臣は続いて、県庁で西川知事を訪問し、「国がぶれないということが一番基本ではないか」「『もんじゅの火を消しては困る』のは、私も個人的にはそうだが、省としても火は消してはならないと思っている」と語り、研究開発推進への思いをにじませた。
西川知事は「核燃料サイクルは、これまで国のエネルギー政策の根幹にあった。真剣かつ総合的に考えてもらわないと、日本の将来にさまざまな影響をもたらす」と応じていた。【柳楽未来、安藤大介】
毎日新聞 2011年10月15日 地方版
初期設定が間違えているでしょう。
>国がぶれないということが一番基本ではないか
って、日本国の存亡の危機に陥っているというのに、硬直している場合じゃないだろう。
原発を動かすから、プルトニウムが出てくるのであって、動かさなければこれ以上は増えない。
六ヶ所も稼動できていない、もんじゅもまともに動いたことがない。
せいぜいMOXで無理やり使うしかない現状で、バカみたいに原発を動かしてプルトニウムを増やしている。
もんじゅの火なんかさっさと消しなさい。