プルトニウム、飯舘村まで飛散=原発事故で、土壌から検出-文科省
文部科学省は30日、福島第1原発周辺で行った土壌調査の結果、原発事故で飛散したとみられるプルトニウムが福島県双葉町、浪江町と飯館村の計6カ所から検出されたと発表した。原発敷地外での検出は初めて。沈着量はいずれも、過去に海外で行われた核実験で日本各地に降ったプルトニウムの測定値の範囲に収まっているという。
飯舘村の1カ所は原発から40キロ以上離れていた。プルトニウムは粒子が重く、遠くまで飛散しにくいとされ、爆発を伴った事故の大きさが改めて浮き彫りになった。
調査では6月6日~7月8日、福島第1原発から80キロ圏内にある市町村の100カ所で土壌を採取。プルトニウムなどの量を分析した。
その結果、3町村の各2カ所で1平方メートル当たり最大4.0ベクレルのプルトニウム238を検出した。事故以前の測定値に比べ、同239、同240に対する比率が大きいことから、今回の事故で新たな沈着があったと判断した。
沈着量が最も大きかった浪江町の地点で、仮に50年間滞在した場合、同238の被ばく線量は0.027ミリシーベルトにとどまるという。
また、45カ所ではストロンチウム89を検出。半減期が約50.5日と短いことから、事故後に沈着したとみられる。(2011/09/30-22:36)
福島の6地点でプルトニウム検出 原発敷地外で初 文科省「被曝量は非常に小さい」
2011.9.30 20:05
福島県双葉町、浪江町、飯舘村の6地点から微量のプルトニウムが検出されていたことが30日、分かった。文部科学省が同日、明らかにした。福島第1原発事故によるものとみられる。原発敷地以外で事故の影響によるプルトニウムが検出されたのは初めて。
調査は原発から80キロ圏内の100カ所を対象に、6月に土壌を採取して行った。検出された中で最も高い濃度は原発から約30キロ離れた浪江町で1平方メートルあたり4・0ベクレル、約45キロ離れた飯舘村でも0・82ベクレルが検出された。
文科省によると、過去の大気圏内核実験の影響などでプルトニウムはこれまでも検出されており、平成11年~20年度までの環境放射能水準調査で土壌濃度の平均値は0・498ベクレル。事故前の最大濃度は8・0ベクレルだという。
このため、文科省では「今回、検出されたプルトニウム濃度は過去に検出された範囲内にあり、被曝(ひばく)量は非常に小さい」としている。
文科省の対応は予定通りですね。
>被曝量は非常に小さい
プルトニウムを吸い込んで、その結果死んだところで因果関係はまったく分からないですからね。
「被曝量は非常に小さい」を連呼していれば、政府の責任は問われないわけです。
しかし、炉の中にプルトニウムは確実にあるわけですし、特にMOX燃料を使っている3号機も爆発しちゃっているわけですから出てないわけがない。
しかし、プルトニウムは重いから外には出ないといっていた専門家さんたちは切腹して欲しいくらいですね。
この状況で、緊急避難準備区域解除とは正気の沙汰ではないと思います。