保安院:機器の耐震再評価…東電の作業遅れで責任認める
経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長は18日会見し、東京電力福島第1原発の重要機器の耐震性再評価で、東電の作業が大幅に遅れている問題に触れ、「保安院にも責任がある」と述べた。これまで保安院は東電の対応の遅れを批判していたが、自らの責任への言及を避けてきた。
東電は08年3月、同原発1~6号機の重要機器のうち、原子炉圧力容器など最重要の各7機器で、「補強不要」との結論を保安院に中間報告した。だが、それ以外の百数十機器では作業がほとんど進んでいないという。
深野院長は、作業が遅れていることについて「時間がかかりすぎている面を反省し、早く再開しないといけない。(作業は)保安院のコントロールのもとなので(遅れている)結果責任がある」と述べた。
また、全国の原発の再稼働に必要な安全評価(ストレステスト)の審査が終わる時期について「(事業者からの)報告量にもよるが、クロスチェックも必要で、外国の例も参考にしながら行う。月単位で考えるのが普通」と述べ、1カ月以上先になるとの見通しを示した。【関東晋慈】
毎日新聞 2011年10月18日 19時11分
ってかさ、保安員の責任はこれだけかい?
何でもかんでも東電に責任をおっ被せているけど、エネルギー政策は国策。
これの責任が「保安院」にあるのなら、原発事故も保安員に責任がある。
いい加減、前を向いた政策を行わないと、放射能を浴びた地域の日本人は厳しいことになる。