日本の食品基準は甘すぎ ベラルーシ専門家が批判
2011.10.12 20:28
チェルノブイリ原発事故後の住民対策に取り組んできたベラルーシの民間の研究機関、ベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長が12日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本政府が設定した食品や飲料水の放射性物質の基準値が甘すぎ、「まったく理解できない」と批判、早急に「現実的」な値に見直すべきだと述べた。
例えば、日本では飲料水1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は200ベクレル。一方、ベラルーシの基準値は10ベクレルで、20倍の差があるという。
ベラルーシでは内部被ばくの影響を受けやすい子どもが摂取する食品は37ベクレルと厳しい基準値が定められているが、日本では乳製品を除く食品の暫定基準値は500ベクレルで、子どもに対する特別措置がないことも問題視。「37ベクレルでも子どもに与えるには高すぎる。ゼロに近づけるべきだ」と指摘した。
(共同)
過去に例がないわけじゃなく、チェルノブイリという立派な負の歴史が残っているのに、なぜ日本政府は学ばないのだろう。
日本人たちも、なぜ学ぼうとしないのだろう。
見えないから、臭わないから、ただちに影響が出ないから、見て見ぬ振りをして暮らしているわけですか?
来るべき恐ろしい未来はまだ見えないから、目を閉じているだけじゃないですか?
「微量」という言葉遊びの下、経済を優先させて、人の、特に子供の被曝を止めようとしない。
大人たちは「外部被曝」も「内部被曝」も「自然放射線」も「人工放射線」も区別をつけようとしない。
子供たちが実際にさまざまな発病を始めたとき、お得意の「風土病」で誤魔化すのか。
それとも「因果関係は認められない」とシラを切るのか。
子供たちの髪の毛を取り、冷蔵庫で保管しておいて欲しいです。
少なくとも、それでヨウ素での被曝が判る可能性がある。
歯が抜けたのなら、乳歯を保管しておいて欲しいです。
それで、ストロンチウムでの被曝が判る可能性がある。
ただ、それは発病してしまったあとに有効な話で、それではもう健康な身体は戻ってこない。
安全宣言を気楽に出している知事は、将来の覚悟はできてますか?
今は被害者の農民・漁民の皆さんは、将来加害者になる覚悟が出来ていますか?
ベラルーシの37Bqは、それでも汚染が酷いからこの数値。
ドイツはひと桁で、それでも危険といわれています。
目を覚ましましょう。
いま怖いのは、内部被曝なんですよ。