東北電力:冬の計画停電、可能性を示唆--社長
東北電力の海輪誠社長は30日の定例記者会見で、今冬(12月~来年3月中旬)の電力需給が逼迫(ひっぱく)する可能性が高いとして、今夏に続き東京電力に電力融通を求める方針を表明した。足りない場合には計画停電に踏み切ることも有り得るとの認識も示した。東日本大震災の大津波で火力発電所が被災したほか、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)が運転停止中で供給力の低下が続いている。
海輪社長は、昨冬の電力需要が最大約1470万キロワットだったのに対し、同社が自力で確保できる電力は1300万キロワットを超す程度だと指摘。「今冬の需要は節電の影響があり、昨冬を下回る可能性はあるが、非常に厳しい状況は続くとみている」と述べた。融通量は今後調整するという。
東北電は今夏、東電から最大170万キロワットの融通を受けた。【平元英治】
毎日新聞 2011年10月1日 東京朝刊
相変わらず、「恫喝停電」ネタで脅すのか。
東北にしてみれば、夏の計画停電よりも、冬の計画停電の方が厳しいでしょうからね。
しばらくは危機的状況が続くのは当たり前です。
福島第1原子力発電所は、関東のために電気を作っていたという言われ方をしますが、東北にも供給しています。
動かせないものはしょうがないだろう。
しかし、関東を含め、南の方の電気は冬は余る。
過去にも何度もやっているのだから、電力会社が協力して、玉突きで電力を融通しあう工夫をするべき。
それは、企業間で決着がつかない(ことはないだろうけど)のなら、政治が介入すればいいし、介入すべき。
そうすれば、ブラックボックスとなっている電力会社に手を突っ込むことが出来る。
電力会社はそれが嫌だろうから、介入をちらつかせれば、勝手に何とかするだろう。
何度もいうけれど、原発抜きでも電気は供給できる。