東電、電気ケーブル連結実施せず 平成18年に福島第1で検討
2011.10.23 20:15 [放射能漏れ]
東京電力が平成18年に、福島第1原発で地震などで一部電源が失われても発電所全体で電力を融通して全電源喪失を回避するため、1~4号機と5~6号機を電気ケーブルで結ぶ工事を検討したが、実施しなかったことが23日分かった。
東電は、ケーブルで結ぶ距離が長く、技術的に困難だったと説明。「今回の事故では電源盤が津波で水没しており、連結していたとしても大きな効果はなかった」としている。しかし、今回の事故発生後にはケーブル連結工事を実施しており、18年段階で見送ったことに安全上問題がなかったかどうか問われそうだ。
福島第1原発では電源が喪失したため、原子炉の燃料の冷却が続けられず炉心溶融や水素爆発が起きた。6号機のディーゼル発電機だけは作動しており、1~4号機とケーブルでつないでおけば、6号機から送電できた可能性がある。
このニュースを見たときに、昨日見かけたこのツイートを思い出しました。
chika_sara10/27 17:54経産省前で隣に座った若い女性から意外な話を聞きました。「私の友達は除染のボランティアに行ったのですよ。何度も止めたんですけど、ちゃんと対策するから、と言って。でも、帰ってきたとき『僕はもう、この先の人生を捨ててしまった』と言ったのです。どうして、と尋ねたらこう言うのです」(続)
chika_sara10/27 17:58続)『はじめはちゃんと説明されて、防護服を着て専用マスクを使っていた。でも、間もなくそんな恰好をしていると地元の人がそんなに危険なのか!と驚くから止めるように、と言われた。それはおかしいと思ったけれどとても言える雰囲気じゃなかった。だから普段着で高圧洗浄機を使って除染をしてきた』
過ぎたことを言っても仕方ないけれど、安全の演出のために、自らの首を絞めたのではないかと思う。
1~6号機までの電気ケーブルを連結したら、地元の人が不安がるのではないか。
電源喪失を心配しているそぶりを見せると、反原発の人たちが騒ぐのではないか。
その延長が、上のツイートに繋がっているように感じます。
いまだに福島の人たちを騙す気が満々で、安全の演出ためならボランティアの被曝さえ厭わない。
それはあまりにも卑劣。
福島の人の中には、今でも騙されていることに気がつかない人はいるのだろうか?
それとも、騙されたいのだろうか?
そろそろ目を覚ましましょう。