柏市、土壌からも高濃度セシウム 文科省「原発事故否定できず」
千葉県柏市は22日、毎時57・5マイクロシーベルトの放射線量が測定された同市根戸の市有地で採取した土壌を検査した結果、最大で1キログラム当たり27万6千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表。24日に文科省とともに現地調査して原因解明を進め、今後の対応を協議する。
文科省は「東電福島第1原発事故で放出された可能性は否定できない」と指摘。検出されたセシウム134とセシウム137の割合が、同事故で放出されたセシウムの割合と近いという。
ただ、検査結果は地表より地中の方が濃度が高い。文科省は「原発からの距離を考えると、奇妙なことが多い」としている。
2011/10/22 21:39 【共同通信】