福島知事、県産米「安全宣言」 二本松産一部は買い上げ
2011年10月13日1時30分
コメの放射性物質検査を進めていた福島県は12日、今年の県産米の検査を終え、すべてで放射性セシウムが国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を下回ったと正式に発表した。これでコメを作付けしている全48市町村で出荷が可能になり、佐藤雄平知事は「安全宣言」をした。
県は8月下旬、原発事故で作付けが禁止された双葉郡などを除く48市町村で検査を開始。収穫前に汚染の傾向をつかむ予備検査と、収穫後に出荷の可否を判断する本検査の2段階で実施した。
一般米の本検査の対象となった1174地点のうち、放射性セシウムが検出されなかったのは82%にあたる964地点。100ベクレル未満が17%の203地点、100ベクレル以上は0.6%の7地点だけだった。
ただ、予備検査で1キロあたり500ベクレルを検出した二本松市の旧小浜町地区では、この日判明した本検査でも470ベクレルを検出。県はこの水田と、隣接する水田の計3枚(9アール)で収穫したコメ約400キロをすべて買い上げ、市場に流通しないようにする。
さて、これで素直に安心だと思う人もいるでしょう。
しかし、私はこれで日本の外食産業はほぼ死んだと思いました。
福島より遠い地方で放射性セシウムが検出されているのに、全体の82%が検出されていないというのが不審すぎます。
だいたい、福島県知事が原発推進ですから、低く数値を出したい意向が働くのは避けられないでしょう。
福島県知事はリコールして、首を挿げ替えたほうが良いでしょうね。
これで、作付け制限をのぞいた全ての地域の福島県産米が出荷されるわけですが、市場心理としては積極的に購入するとは思えないので、価格は下がるでしょうし、在庫も出るでしょう。
結果として、安く買い叩かれ、混ぜられて混ぜられて、福島県産という名前が消えて、安い米として市場に流れるのでしょう。
まあ、外食産業に流れていくでしょう。
とくに、全国展開をしているところは、一括購入で買い叩くのでしょうから、広く薄くばら撒かれるのでしょう。
杞憂であって欲しいです。
キチガイのたわ言であって欲しいです。
かろうじて食える可能性があるとしたら、これは賭けになりますが、美味いコメを食わせてくれる個人営業や一県前後に展開しているチェーン店レベルまででしょうか。
もっとも、そのようなお店は、肉・野菜などは地元のスーパーや八百屋での購入がほとんどでしょうから、購入時に気を使ってくれるお店ではないとそっちでダメでしょう。
心配なのはセシウムだけではありません。
最近、横浜で検出が続いているストロンチウム。
コメへの移行はセシウムの1000倍という説もあるそうです。
それが事実なら、セシウムが10Bq検出されるなら、ストロンチウムは100Bq(Cs:Sr=100:1として)。
横浜からの検出割合で(Cs:Sr=300:1)でも30Bqは出ますね。
実害が目に見える形になって現れないと、この国は止まらないのでしょうか。