2号機も100度以下目前=原子炉下部温度-福島第1
福島第1原発事故で、東京電力は28日、2号機原子炉圧力容器下部の温度が同日午前5時の時点で100.1度になったと発表した。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日の記者会見で「本日中に100度を下回ると思っている」と述べた。
政府・東電の統合対策室は、事故収束の工程表「ステップ2」達成の条件として、(1)1~3号機の原子炉が安定的に100度以下となる「冷温停止状態」の実現(2)既に放出された分を除き、新たに放出される放射能による敷地境界での放射線影響が年間1ミリシーベルト以下-の2点を挙げている。
1号機の温度は同日は77.8度、3号機も79.3度まで下がっており、2号機が100度を切れば、ステップ2達成の温度条件は満たすことになる。
(2011/09/28-12:15)
第1原発1~3号機100度切る 冷温停止の条件クリア
東京電力は28日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器下部の温度が100度を切ったと発表した。すでに80度を下回った1、3号機と併せ、震災で冷却機能を失った1~3号機すべての原子炉で、冷温停止状態に向けた条件の一つをクリアした。
東電によると、2号機では同日午後5時現在で99・4度となった。1号機は78度、3号機は79度だった。
もう一つの条件である放射性物質の放出抑制も達成しつつあると政府、東電はみている。経済産業省原子力安全・保安院はこの状態が維持され、思わぬトラブルで状況が悪化しないよう、中期的な安全確保に向けた考え方を近く公表する方針。
2011/09/28 20:53 【共同通信】
福島2号機温度は低下傾向 100度近くで変動
東京電力は29日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器下部の温度について、100度近くで変動しながら低下傾向にあると発表した。温度は28日に100度を下回ったが、29日にかけて一時上昇。東電はこうした変動について、損傷した燃料の影響で、注入している水の温度にむらが出るためとみている。
圧力容器下部が100度以下になるのは冷温停止状態を判断するための条件の一つ。すでに80度を切っている1、3号機に加え、28日夕には2号機も99・4度となった。だが同日夜に100・7度に上昇。29日午前には99・7度に下がった。
2011/09/29 20:33 【共同通信】
なんか、さも大事なことのように冷温停止を目安とする100度のニュースが続いていますが、大切なこと?
そもそも、冷やしている燃料棒はどこにあんのよ?
一部の人たちが言っているように、「もう燃料は溶けてコンクリートの下にある」という意見には、ちょっとだけ不安を感じつつも頷けない。
かといって、圧力容器の中に燃料がとどまっているというのも頷けない。
東電や政府からの発表がなければ、もはやふくいちの敷地内は巨大なブラックボックスになっていて、与えられた数値から想像をするしかない。
そんな状態で100度切りましたなんて言われても、信用するに値しない。
原子炉が収束していることをイメージ付けしたいのでしょうが、大きな地震が起こるたびにふくいちのライブカメラがもくもくするのを見ていると、とてもそうは思えません。