群馬県が避難者の車を放射線測定 「配慮足らず反省」
東京電力福島第1原発事故で福島県の警戒区域から群馬県藤岡市に避難している女性の車とその周囲について、群馬県が放射線量の測定をしていたことが5日、同県への取材で分かった。結果は正常の範囲内だった。
県によると、近隣住民から放射線による影響を心配する声が上がったことを受けた措置だった。県藤岡保健福祉事務所は「同意は得ていたが、配慮が足りなかったと反省している」と話している。
女性は9月上旬に一時帰宅した際、国の検査を受けた上で残してあった車で藤岡市に戻った。その後、懸念の声が寄せられたため、業者が女性に了解を取り、依頼を受けた同事務所が3日に測定した。
2011/10/05 12:34 【共同通信】
福島から避難の車、住民要望受け線量測定…群馬
原発事故に伴う福島県の警戒区域から群馬県藤岡市に避難している女性の車について、県藤岡保健福祉事務所が、近隣住民の要望を受けて放射線量の測定をしていたことが分かった。
測定結果は、平常の範囲内だった。
同事務所によると、検査を受けたのは藤岡市内のアパートに避難している女性で、9月上旬、一時帰宅で警戒区域内に立ち入り、国の検査を受けて自分の車を持ち出したという。
放射線の影響を懸念する近隣住民から相談を受けた藤岡市が洗車するよう女性に促した。しかし、住民は納得せず、アパート貸主の不動産業者を通して同事務所に検査依頼があった。3日夕、放射線技師資格を持つ職員を派遣し、女性の立ち会いのもと、車と、車から3メートル離れた場所で放射線量を測定した。
同事務所は「近隣住民と避難者双方の不安を解消するために検査した。本人の同意を十分得ずに検査をしたのであれば、申し訳なかった」と釈明している。
県震災被災者支援室は「避難者は警戒区域から物を持ち出す場合、国の検査や許可を得ている。差別にならないよう受け入れ地域の住民も配慮をお願いしたい」としている。
(2011年10月6日10時18分 読売新聞)
こういう言い方をするのも何なんですが、この書き方だと騒いだ住人が悪いかのようです。
>国の検査や許可
なんて書いてありますけど、それがちゃんとされていると思えないから騒いでいるのでしょう。
正直に言って、ウチの隣に福島ナンバーの人が引っ越してきたら、車の汚染には不安を感じます。
だからといって騒ぎ立てることはしないけれども、こっそりガイガーで測ったりすることはするかもしれない。(笑)
出来ることなら、引っ越してくる前に測定をしてきてくれるのが一番うれしいと思う心はいけないことなのだろうか?
きちんとした住人が越してきてくれれば、まだ不安は少ないかもしれない。
しかし、ファンキーな方や、ルーズな方だった場合には、困るだろうと思う。
実際、近所にファンキーでルーズな方が住んでいたときには、周りの住人たちは放射能関係なしに本当に困り果てていましたから。
あれもこれも、住民も引っ越してきた福島県民も、藤岡保険事務所も悪いわけでなく、国の放射能に対する行政がしっかりしていないから起こることです。