被ばく線量、緩和認める 放射線審議会が提言へ
東京電力福島第1原発事故を受け、今後の被ばく線量基準の在り方を検討している国の放射線審議会の基本部会が、平常時の一般住民の被ばく線量限度とされる年1ミリシーベルトを達成することは当面困難と判断、緩和を認める方針であることが5日分かった。年1ミリシーベルトを超え20ミリシーベルト未満の「中間目標」の設定が可能とする提言を近くまとめる。事故後の混乱の中、相次いで決まった食品や土壌などの暫定基準値は、整合性を取る見直し作業が早急に必要とされており、基本部会の提言を参考に作業が進められる。ただ緩和水準によっては批判を浴び、作業に時間がかかることも予想される。
2011/10/06 02:02 【共同通信】
最近、こういうのがすっかりニュースにならない。
サラッと凄いことを書いてあるんですけど。
もっとも、前にも書いたとおり、なし崩し的に学校なら5mSv/年とか、勝手に基準を緩めてますね。
年間1mSvというのは、広島・長崎の原爆の調査から始まって、日本が決めたことではなく、世界的な基準なのですが…。
それを、原発事故で達成困難で緩めるというのはいかがなものなのでしょう。
緩めても大丈夫なら、何が基準なのか?
1mSvの意味。
引き上げた数値の意味をきちんと説明する必要があります。