過剰な除染「効率低い」 IAEA調査団が助言
2011年10月15日3時1分
日本政府の求めで除染の進め方について助言するため来日中の国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)の調査団が14日、除染で過剰な対応を避けるよう求める報告書をまとめた。そのうえで森林や線量の低い場所での全面的な除染は時間や費用の面で効率が低いとした。
環境省の基本方針案は、事故による放射性物質の飛散で追加される被曝(ひばく)線量が年1ミリシーベルト以上の地域を国の責任で除染するとしている。しかし、1ミリシーベルト以上とすると対象は広範囲にわたるため、他の除染作業への人繰りに支障が生じたり、除去土壌がさらに多くなったりすると指摘する関係者もいるほか、兆円単位の費用も課題となっている。
報告書に強制力はないが、調査団は日本政府の要請。細野豪志環境相は記者団に「基本方針は変えないが、地域での具体的なアクションに生かしていきたい」などと発言し、こうした課題を背景に、国と各自治体が協議して作る除染計画に助言を反映させる可能性があることを示した。
なんだろうなぁ。
IAEAは原発マフィアのお抱えみたいなものだから、日本政府との出来レースのようにも思えてくるのですが…。
ただ、国民の健康や効率を考えるのなら、前々から私が言っていることとも近く、納得できます。
それは、福島の一部を切り捨てることにもなるのですが、出来ることと出来ないことをそろそろ見極める時期が来ているように思います。