食品の放射性物質、下限値も明記 消費者の声に応える
2011年10月5日21時26分
食品に含まれる放射性物質の検査結果について、厚生労働省は、調べられる下限値を下回って検出できなかった場合、下限値を示して「○○未満」とするよう都道府県などに通知した。これまで「不検出」を示す「ND」(not detectedの略)と表記していたのを改めた。「数値を知りたい」という消費者の声に応えたという。
厚労省は毎日、都道府県などが実施した食品の放射性物質検査の結果を公表している。検査方法によって放射性物質を検出できる下限値が異なるのに、「ND」表記では、どれくらいの数値未満なのかわからなかった。
コメの検査が本格化してきた8月、消費者から厚労省に「NDとはなんだ」「詳しい数字を出して欲しい」などの質問や要望が相次いだ。厚労省は9月29日、調べられる下限値を具体的に数値で表示するよう通知。福島県などの一部地域を除いて、厚労省のホームページでは3日から変更された。
もちろん、やってくれたほうが嬉しいに決まっていますが、騒ぎが大きくなるまで放っておいたのは明白。
「暫定基準値を超えたか超えないかだけを知らせればいい」とほざく知事や「風評被害を起こすから測らない」とほざく知事などもいるので、下限値を公開するだけでも足りないくらいです。
その下限値でさえ、測定する機関に全てお任せで、厳しく測定しているところから、50Bq未満はNDとしているところもあります。
公開させることはもちろん、下限値の上限(変な日本語)も近い将来に決めて欲しい。
ちなみにベラルーシでは37Bqを超えた食品は流通しません。
そう考えれば、最近は20Bqが普通となっていますが、ぜんぜん安心できない数値であることが分かります。