原発事故コスト、原子力委が算出 1kw時当たり最大1・6円
国の原子力委員会の小委員会は8日、原発事故で上昇する発電コストについて、事故による損害額を見直し、1キロワット時当たり0・006~1・6円とする結論をまとめた。損害額が1兆円増えるごとに同0・001~0・32円上乗せするとしている。
東京電力福島第1原発事故を参考に算出したが、事故の損害額が今後増えるのは確実。原発の発電コストは最近の研究では7~12円程度とされており、経済性の議論に影響を与えそうだ。
使用済み核燃料を再処理しプルトニウムを取り出して使う核燃料サイクルのコストは1キロワット時当たり約2円、再処理せずに地中に埋める直接処分のコストは同約1円で、前回と同じ。
2011/11/08 12:34 【共同通信】
原発の稼動はコストの問題なのだろうか?
原発に反対するのなら、このコスト論に乗ってはならない。
コストの問題ではなく、放射能の危険性が問題なのだから。
失われた国土がいくらなのだろうか?
失われる健康がいくらなのだろうか?
失われる未来がいくらなのだろうか?
失われる命がいくらなのだろうか?
ふくいちの事故で、これらの計算が加算されないのなら、この算出にはなんら意味が無い。